おはようございます。

 

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

昨日までは、後方乱気流が特に離着陸に大きな影響を与えること、その発生のメカニズムについてお話してきました。

 

今日は、その後方乱気流=ウェイクタービュランスを軽減させるために取られる「管制間隔」についてご説明していきます。

 

 

後方乱気流区分」といものがあります。

 

その飛行機の「最大離陸重量」によって決められるのですが、その区分は以下のようになっています。

 

 

 

①Super:A380など、超大型の飛行機

②Heavy:最大離陸重量136000kg(300000lbs)以上の航空機

③Medium:HeavyとLightの中間の航空機

④Light:最大離陸重量7000kg(15500lbs)以下の航空機

 

 

 

 

この区分によって、離着陸の管制間隔が決められています。

 

 

 

J:スーパー機(Super aircraft) 〔例〕 A388 

H:ヘビー機(Heavy aircraft) 〔例〕 A350、B747、B777、B787、MD11、B767 

M:ミディアム機(Medium aircraft) 〔例〕 A320、B737、E170、E190

 L:ライト機(Light aircraft) 

 

A380のあとに続いて着陸するA320とは、最低7nmのセパレーションを取る、というような具合です。

 

大型機になるほど強い後方乱気流(ウェイクタービュランス)を発生させます。

ウェイクタービュランスが消散するまで時間がかかり、相対的に小さな飛行機は先行機の渦の影響を受けやすいためにカテゴリー分けして距離を取るのです。

 

私の経験をお話すると、これだけ距離を取っていても何度がウェイクタービュランスに遭遇したことがあります。

 

もちろん、適切な管制間隔により減衰しているのでコントロールできないような揺れになることはありませんが、なんの前触れもなく突然かなりの揺れが入るので驚きます。

 

羽田なんかはギリギリまで管制間隔を縮めるので、その機会が多いように思います。

 

さて、この「後方乱気流区分」ですが、上記に表しているようなJ,H,M,Lの区分分けの根拠は「最大離陸重量」です。

 

さて、ここでクイズです。

 

上記機種以外最大離陸重量から判断しても本来Mediumにカテゴライズされるべき旅客機だが、なぜかHeavyに分類される機種があります。

 

さてその機種とは何でしょうか?

 

理由を含めて説明お願いします。

 

 

これは難しいですね、調べれば分かるんでしょうがここは「直感」でお答えください!

 

 

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