痛快TV スカッとジャパン【独自取材…航空会社ピンチから脱出!逆転実話SP】

 

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先週、この番組でジェットスターで実際に起ったことをドラマ化して放送していましたが、ご覧になられましたか?

 

 

私も知り合いに教えてもらって見たのですが、現場のパイロットからすると「これはないだろー」ということもたくさんありました。

 

ドラマですし、物事を誇張して表現しているので仕方ないことですが💦

 

ご覧になられてない方はまだ「TVer」で放送されているので是非見てください。

 

 

 

さて、一番知っていただきたいことは、機長はこんなに独断で動きません。ちょっとかっこよすぎます笑

 

これは、CRMの考え方を説明する一つのツールと思っていただければ良く、決して番組や俳優さんを批判しているわけではありませんので誤解なきようお願い致します。

 

 

機長の仕事はマネージメントすることです。

 

緊急事態に遭遇しても、機長が自分だけで考えて答えを出して、副操縦士が「すごいですねー」と関心するような状況は何十年前もの機長像です。

 

あらゆる情報を集め、コックピットやカンパニー、管制、客室とコミュニケーションを取りながら、様々な策を出し合い話し合って最善の解決策と思われる案を最終決定するのが機長の仕事です。

 

一番やってはいけないことが、「この人何を考えてるんだろう?」と副操縦士に思わせることです。

 

これらはCRMという考え方に則っていますが、この考え方は非常に重要で航空業界だけではなく一般的な会社にも是非活用していただきたい重要なコンセプトです。

 

これまでにも2度ほどCRMについてお話しましたが、なかなか文章だけでは理解していただくことが難しいのが歯がゆいところです。

 

今回の再現ドラマはパイロット的に色々と突っ込みどころが多かったのですが、その中でも「機長像」についてのCRM的な視点でご覧になると、「これではいけない」と分かっていただけるかと思います。

 

ちなみに、映画「ハドソン川の奇跡」の機長は素晴らしかったですね!

これもCRMの観点からです。

 

 

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