こんにちは、モルゲンロートです。

 

航空業界の現状について何回かに分けてお話したいと思っています。

 

御存知の通り、COVID19の影響が長期化しており、航空業界はその影響を大きく受けています。

 

私達はもともとエアアジアというLCCにいましたが、約一年前の11月5日に破綻してしまいました。

 

 

 

不思議なことにいまのところ航空会社の破綻はこの一社にとどまっていますが、どの会社も赤字が続いています。

 

大手のANA,JALは特に厳しい状況が続いています。なぜかというと固定費が莫大だからです。

 

皆さんの中で自動車を所有されている方はお分かりでしょうが、車も飛行機も、持っているだけでお金がかかります。

 

駐機料、飛ばなくても発生する定期的なメンテナンス、リース代、どれも莫大です。

 

飛行機は、お客様を乗せてフライトしていて初めて利益が出るのです。それでも減価償却には20年近くかかるのですが。。。

 

話を戻しまして、ANA,JALは保有機の早期退役を進めています。

特にB777-300ERのような大型機は多く退役しています。

 

 

飛行機の経済寿命は約20年と言われています。

この飛行機も機齢は10年前後とそれほど古くなく、まだまだ現役でフライトできる機体です。

 

しかし、特にビジネス需要が今後回復すること自体不明確ですからやむを得ない判断なのでしょう、前述の通り莫大な費用がかかりますから。。

 

過去例のないほど世界に影響を及ぼしたこの感染症の流行ですが、これ以上エアラインの破綻を見たくありません。

 

早く、安心して国内、海外旅行できる日がくることを願っています。