こんにちは。
いつもありがとうございます。
先日、ある高校の授業に特別ゲストで2時間ほど講義をしてきました。
私たちが高校生の時とは時代が違いますので、航空業界に興味を持ってくれている人も少ないんだろうなぁと思っていました。
しかし予想に反して、皆さんの航空業界への関心は高く、質問は途切れることなくほぼ2時間ずっと質疑応答でした。
このブログでも何度か書きましたが、高校生の時期に社会人の自分を想像して、目指すべき姿を見定めて勉学に励むというのはとても素晴らしいことですよね。
今回の講義が、彼らの考え方や進む道標になったらこの上ない幸せです。
さて、数ある質問の中から皆さんも気になるであろうこの「泊まり先での過ごし方」について、私の最近の傾向も含めてお話できたらと思います。
まずパイロットや客室乗務員は、主基地以外の目的地で運航宿泊することも多いのですが、その頻度は会社によって大きく異なります。
「日帰りパターンを基本とする」会社もあれば、「運航宿泊パターンが多い」会社もあります。
今の時代、逆に自分のライフスタイルに合わせて会社を選ぶ、という考え方が広まりつつありますので、皆さんそれぞれ自分の好みや家庭の事情に合わせた会社で楽しんでフライトされています。
さて、私の「泊まり先での過ごし方」ですが。。。。
国内だと、色々と買い物や行きつけの食事どころなんかがあってエンジョイできます。しかし、現地で過ごせる時間が大体は12時間前後ととても短く、休息に充当する時間が大半を占めます。
対して海外では、比較的滞在時間が長いものの、昨今の「円安」の影響をモロに受けまして「どこも高い」と感じる状態です。
「日本のファミレスで食事するのが多分一番安いんじゃないか?」と思うほどです。
したがって、買い物も現地の有名なお土産を買うぐらいで、慣れると観光地まで出向くこともなくなり、ホテル周辺で休息するのが常になっています。
唯一することとすれば、大好きなリラクゼーション(健全なマッサージ)に行く、ぐらいです。
一昔前の華やかなイメージとはかけ離れた現実を皆さんにお伝えするのはお恥ずかしい限りですが、あくまでこれは私の過ごし方です。
個人個人で異なる時差調整や睡眠時間の確保など、実は意外と大切な泊まり先での過ごし方なんですが、少しは皆さんにも共有できたでしょうか?
とにかく、円安と日本の賃金、物価上昇の置いてけぼり感を強く感じられるのは海外によく行かれるみなさんは痛感されていることと思います。
あまり夢のないお話で申し訳ありませんが、今回は高校生からの質問を皆さんにもお話しました。
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