幸子です。
私は、数多の罪を犯し、しかし裁かれることなく生きています。罪と言っても、この世には裁かれない罪も当然あります。
私の犯した罪について、夫には言いたくないし、言うつもりもありません。
夫のことをとても愛していて、私は彼がいないと自分の人生に何の意味があるのだろうと思います。
この人に会うために生きてきたんだ、生き抜いてきたんだと思います。
全てを話さない理由はごくシンプルなものです。
素敵な時間に、ノイズは別に必要ないからです。
彼はもしかしたら気付いているかもしれないけど、それでも私から言うことはありません。
もし彼に話して、嫌われたら?そんなことも考えません。考えられません。私の罪は、簡単に言って仕舞えば、私自身を傷付けた、その自暴自棄な、簡単に記号を付けられてしまいそうなものなのです。
はっきり言って、私が悪いんじゃないんだと思います。あの時の私は追い詰められていたんです。
このような私の太々しい態度や言い訳を聞いた主人の顔を見たくないのです。優しいから、受け入れてくれるかもしれないし、大したことないよと笑ってくれるかもしれない。
でもやっぱり、聞いた時の彼の顔は見れません。見たくありません。嫌われる想像もごめんなさい、したくないしできません。
私はとっても図々しく、わがままな人間なんです。
そして、承認欲求も物凄く強いのです。
彼だけに捧げる心も身体もすべて、彼によって過剰に評価して欲しいという欲求が止められません。
この後に及んで、私はつくづく彼のことが大好きなのだな、失ったら本当に終わりなんだと思うと、涙が出てきて、それと同時に彼に今すぐ抱きついて、いかに自分が贅沢者なのかを噛み締めたくなります。世の中の寂しがっている人たちには悪いけど、主人は私だけが、私だけ、キスができる存在でいてほしいし、主人にとっての私もそうです。主人だけが、私の心も身体も占拠していいんです。不幸せな人には悪いけど、こんなに愛せる人がいて幸せなんだなぁと、そっちの涙も出てきます。
そんな、重大な犯罪とかじゃないんですよ。刑事罰もないです。実際警察にお世話になったことだってありませんから。
とにかく、夫には言いません。けれど、矛盾しているんじゃないかという誰かの声が聞こえてきて、時々眠れないんです。ええ、そうです、幻聴とかではないんです。
今夜帰ったら…、今夜は帰りは普通みたいですから、一緒に寝ます。主人に抱きついて眠るのが大好きです。落ち着きます。男の人って、かっこいいと言われた方が嬉しいんでしょうけど、もちろん私にとって1番かっこいいですけど、なんといってもとっても可愛らしいんです。身体のあちこちが何だか可愛く思えて…子供みたいな顔をする時があります。あの時は私、思いっきり胸に顔を埋めさせてあやしてあげたくなります。
あぁ、もうお時間ですか?
何だか喋ってたらお腹空いてきちゃいました。
次回の予約は来月の4日で大丈夫です。
はい、ありがとうございました。