音沙汰の無いあの子の部屋に久しぶりに入ったら、虚な目をして取り乱していた。
自分は悪くないと言い張ることが、唯一あの子が持っている元気で、証拠のノートは先生が何がなんでも誰にも見せまいと守ったのだ。
Tシャツから透けていた乳頭は、普段のあの子のイメージと少しだけギャップがあった。等身大の彼女が透けて写し出されていて、でも彼女はそんなことお構いなしに頭をぐしゃぐしゃにしていた。
早く、わるい男のことなんか忘れて、大好きだった雨に打たれて、こころを剥き出しにしている姿を私に、先生に見せてよ。そうやっと言語化できたのは、目が覚めた時だった。もうあの彼女には会えない。
とにかく、お酒を控えなさいよ。綺麗なお肌が荒れちゃうよ。
やっぱり、連絡はできないの。負担の一部になってしまうんだもの。私には勇気がないの。
それじゃあ、あなたの稼いだお金だけはちゃんと守ってよ。頼んだよ。