昨夜、「There will be blood」の試写会へ参りました走る人


この作品で、主演のダニエル・デイ・ルイスは、アカデミー主演男優賞を受賞されたそう。

やはり上手でいらっしゃった。


1900年初頭、米国カルフォルニア周辺で石油が採油されたそう。

あの辺りは土地がやせていて、生活苦の民が多かった。

苦から脱却したく、やせた土地を売り、カネを得る民。

土地の下には、石油という巨額が眠っているのを知り、土地を買う主役のダニエル・プレインヴュー。


上記のお写真は、配布されたパンフレットから拝借。

このシーンが印象深かったので。。


民は信仰深い。

左側の青年も信仰深く、自身が神の使いと信じている。

民に予言をし、助言をする。

ダニエルを利用し、献金をすくねて、教会を大きくしたい。神の使いである自身を皆にしらしめたい。

右側のダニエルは、巨額の富が眠るやせた土地が欲しい為に、民に受け入れて貰うために洗礼する。



ダニエルは、溺愛していた我が息子が事故で難聴になった途端、見捨ててしまう。

「兄さん…オレが腹違いの弟だよ。。」と突然現れた男を、本当に弟と思い、そばに置く。

しかし、彼はアカの他人で有った事を知ると殺す。

ダニエルの最後に残ったのは、巨額の富と、人間不信と、孤独。アルコール中毒。神は居るのか居ないのか?


映画の最後は、米国映画らしくない終わり方だったな。

センスが良かった。



ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

THERE WILL BE BLOOD