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スポーツ新聞よりDEEPなスポーツブログ

目標は【スポーツ新聞の記事よりも深くスポーツを見ること】。結果の裏にある背景を想像することで、スポーツを見る楽しみは無限に広がって行きます。スポーツ紙のサイトを見る方に、一緒にこのブログを開いてもらえるよう、頑張ります。

今日は生では見られず、
携帯でちょくちょく途中経過を除いていました。


「おっ、さすが憲剛!」
「相変わらず交代おせ~な~。ジーコ並だ。。」
などなどと心の中でつぶやきながら。


まさか今日の展開で勝つとは思いませんでした。


代表でこんな劇的な試合は
オシム時代のスイス戦以来な気がします。



帰宅してから録画を見たのですが(倍速)、
結果だけでなく内容も
オランダ戦に比べるとかなり良くなっています。


攻撃がしっかりビルドアップでき、
ワンタッチ、ツータッチのパスが
フィニッシュまで繋がっている。


やる前は「惨敗でも仕方ないんじゃない」と思ってましたが、
やはり良い勝ち方をすると素直に嬉しい。


選手達のコメントを見ると、→ http://www.jsgoal.jp/
アウェー(今日は第三国だけど)での強豪国相手の試合と言うのは
得るものが半端無く大きいということが伝わってきます。


残り9ヶ月はマッチメイクも非常に重要。

サッカー協会の交渉力なども含めた、
国としての総合力が問われてくるのだと思います。


アウェーのスペイン、イングランド、ブラジル戦あたりを
何とか組んで欲しいものです。


それにしても、アフリカ勢とガチでやる試合というのは面白いですね。


とにかくフィジカルが異常に強い。
プレミアやCLでもアフリカンは大勢いるわけですが、
11人揃うとまた何とも味のある威圧感です。


しかし、集中を欠くと一気に失点して崩れることもある。


強さと弱さが同居したアンニュイな魅力があります。


南アフリカではどこかと同じグループに入りたい
(チュニジア以外希望)。



今日注目されていたのは
オランダ戦で一部メディアから
戦犯扱いされていた本田△でした。


ちなみに私はオランダ戦での本田のプレーは
敗戦の無数にある要素の中のたった一つにすぎず、
安易に彼のスタイルを責めるのは短絡思考だと思います。


さて、今日は課題だった守備も改善されていたように見え、
コメントからもチームに貢献しようと
努力しているのが伝わってきます。


異国でとてつもない結果を出している選手なのですから、
何とかチームに馴染んで欲しいですね。


彼を戦術に組み込めるかどうかで
ベスト16入りの確率は大きく変わってきます。


本田さん かっけ~

本田さんかっけ~

本田三角形

本田△


このあだ名のセンス好きです。。。

この試合も極端な話、惨敗でも良いのではと思っています。



土曜日の試合を振り返ると、
やはりここでオランダ戦ができたのは大きかった。


とりあえず、「今のままではダメだ」ということが、
誰の目にも明らかになったからです。


このままでは強豪国には歯が立たない


この認識を明確に持って過ごす9ヶ月と、
持たないで過ごす9ヶ月は全く違うと思います。



アジアの中での試合であったり、
キリンカップ(戦力もモチベーションもコンディションも落とした相手との試合)
では摑めない実感が今回の遠征では得られたのではないか。
そう期待しています。


9ヶ月あれば各個人が足りない箇所を埋めるとは言えないにせよ、
何らか改善できる余地はあると思いますし。


トルシエのときの代表が
W杯7ヶ月前のイタリア戦でピークだったことに比べれば、
今回9ヶ月前でどん底なのは(すごくポジティブに考えると)
悪いことではないのかも。



明日も中途半端に勝ち点を拾うような内容より、
課題が明らかになる惨敗の方が、
9ヵ月後には良い影響を及ぼす気がします。



とにかく勝負は9ヵ月後。


ベスト4という目標は掲げられていますが、
ベスト16が今の代表では妥当な目標設定だと思います。


とにかく日本人のサッカーファンとして
決勝トーナメントで闘う姿をまた見たい!


W杯が本当に面白くなるのは
一発勝負のトーナメントからだと思いますし、
2002年に経験したトルコ戦前の高揚感は独特のものでした。


あの国中が代表チームに期待し声援を送るという
雰囲気はやはり素晴らしい。。


もう一度来年の6月に味わいたいものです。


そのためにも、もう一皮剥けて欲しいなあ。

まず受けた印象は、
オーストラリア戦と何も変わっていない…。


オーストラリア戦といっても、
最終予選ではありません。2006年です。


あのときも終盤まで良い試合をしながら、
スタミナが切れてきたところで徐々に押し込まれ、
1点失った後は緊張の糸が切れて惨敗しました。


今日もそっくりでしたね。



そして、強豪相手に「善戦」はするのですが、
脅威を与えるには至らずエースの一発に沈む姿は、
1998年のアルゼンチン戦やクロアチア戦を彷彿させます。


ファン・ペルシーに決められるまで内容は悪くなかったかもしれませんが、
強豪国とのレベル差はまだ相当に大きいことが分かりました。



上手く行っているときはいいのですが、
劣勢になったときの状況判断や
メンタルコントロールが良くありません。


そして致命的なのはベンチにそれを修正する策が無いことです。
今日の試合におけるオプションの欠如は絶望的とも言えました。


トルシエやジーコもそうでしたが、
どうも近年の代表監督は「流れを変える」選手交代が上手くありません
(オシムだけは悪くなかった)。


ここは本番までに何とか改善しないと厳しい。
今のままでは3試合で帰国するイメージしか湧きません。



オランダは現在世界で最も好調なナショナルチームの一つですが、
それを差し引いても失点後の内容は酷いもので、
ベンチワークは更に無残でした。


これが岡田監督の限界だとしたら、
日本人にとっては悲劇です。
今更監督は代えられません。



ただ悲惨な内容ではありましたが、
良い所を一つ挙げてみると、
それはやはり中盤の技術力の高さだと思います。


俊輔、憲剛、長谷部、遠藤、本田、
彼らのテクニックは強豪国相手にも通用するはずです。


でも、それだけじゃ予選リーグ突破は厳しいと思う。


オプションの選択肢が無いということは
結局のところチームで戦えていないということ、
ベースが確固たるものになっていないということ。


これでは個人技で勝る相手を破る可能性は極めて低い。



う~ん、今日の結果は残念!
もう少しやれると思っていました。


本田もいまいち馴染んでいませんでしたね。

彼がハイレベルなプレーヤーであることは明らかなのですから、
それをチームに融合させるのは監督の責任だと思います。


監督ってそのためにいるんじゃないの?



あと9ヶ月でどれだけ代われるか。

少なくともこのままじゃ来年も3試合で終了しそうです。


選手は揃ってきてるのに…、もったいない。。