1229日間100位以内


森の中で木を倒そうと、一生懸命ノコギリをひいているきこりに出会ったとしよう。

「何をしているんですか」とあなたは訊く。

すると、「見れば分かるだろう」と、無愛想な返事が返ってくる。「この木を倒そうと
しているんだ」

「すごく疲れているようですが…。いつからやっているんですか」あなたは大声で
尋ねる。

「かれこれもう五時間だ。くたくたさ。大変な作業だよ」

「それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうす
れば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」とあなたはアドバイスをする。

「刃を研いでる暇なんてないさ。切るだけで精一杯だ」と強く言い返す。


                      スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」より


アマゾンのランキングをぼ~っと見ていたら、今日も元気に33位に鎮座している
かの有名な7つの習慣。すでに3年以上も100位以内に留まっているそうで、初版
はなんと1996年に遡る。

冒頭のお話は、7つある習慣の中の「刃を研ぐ」という第7の習慣に出てくるエピソ
ード話。

我が家においても、この7つの習慣を、学習のベース部分にかなり応用させてい
ただいた。

私の思う学習における、「刃を研ぐ」行為とは何かと当てはめてみると、やはり計算
と漢字かなと思うのです。単純に基礎的な部分というのは、学習の内容が高度化し
ていけばいくほど疎かになりがち。これは頭で理解しているつもりでも、ついつい後
回しにしてしまうように思えます。

あるいは日能研で申し訳ないのですが、「メモチェ」をまわす事も、実は刃を研ぐ行為
そのものなのかもしれません。

単調で、すでに十分理解しており、また作業化されている一連の基礎訓練は、親から
見れば不必要に感じなくもない。もちろん塾から言われれば、やらせる。しかし、過去
問が終わってないから、そっちじゃない?なんて、ふとそんな気持がよぎる。

きこりは言いました。「刃を研いでる暇なんてないさ」

いえいえ、刃を研ぐ事を怠ってはいけません。だって切れるものも切れなくなっちゃう
じゃない!