皆さん、おはようございます。

前回に引き続きいま僕にとって活動の中心になっている

『経士会の中小企業診断士チーム』について話をしていきたいと思います。

 

前回の記事の中で、「漠然と勉強会を立ち上げた方が良いのかという思いを持つようになった」と書きましたが、

その後診断士試験の同期合格の山本文則さんが主宰されている「農楽マッチ勉強会」に参加した時に、

山本さんから勉強会を立ち上げるのなら手伝いたい人がいると言われ、

独立間もない大場正樹君(株式会社ゼロプラス代表取締役)、企業内診断士の西川勝博さん(飛鳥おもいで堂代表)

二人を紹介されました。

そこで2013年4月から毎月1回日曜日に梅田の阪急オフィスタワーの会議室をお借りして、勉強会をスタートすることになりました。

 

初めてとなる第1回目の勉強会は、受験予備校時代の仲間、実務補習で一緒になった方、大学院の同期などに

声を掛けていたため、診断士だけが参加し、

前年の二次試験の問題を議論したので、正解探しの議論になってしまいました。

ただ驚いたことは合格者の解答が割れていて、合格答案が一つではないと知ったことです。

このことを知れたことで現在に至る勉強会での議論を広げることができていると思います。

 

翌月の2回目の勉強会もまた診断士だけのため、盛り上がり欠ける内容になり、

モチベーションが上がらなかったことをいまでも記憶しています。

 

なぜ受験生が参加しなかったかというと一緒に交流会に参加してくれた受験生は

当時すでに受験予備校に通学していたため、予定が重なり参加できなかったことに原因がありました。

そこで日曜日に参加できる受験生を探そうということで、

西川さんが受験生時代に通学していたLECの勉強仲間に声を掛けてくれたお蔭で数名の受験生が参加してくれることになりました。

受験生が参加してくれたので、やっと勉強会らしい形になり、テンションが上がったことを記憶しています。

6月と7月の勉強会では診断士と受験生が一緒に議論することができ、受験生に喜んでもらえ、

会を立ち上げた意義を実感することができました。

ただ受験生の方から、一次試験が終わった後の直前期の勉強会は平日の夜にも開催してほしいという要望を受け、

慌てて会場探しをすることになりました。

 

経士会のメンバーからグランフロント大阪にあるナレッジサロンを紹介され、

大場君と二人で入会申込を行い、面接を受け、無事に会場を確保できました。

会場も確保でき、平日の夜と土日に勉強会が開催できるようになったので、

次は受験生集めをしようということになり、西川さんの紹介でLECの一次試験慰労会に参加させてもらいました。

そこで大阪校の主任講師である高村憲司先生と繋がることができ、受験生を紹介してもらえるようになりました。

また慰労会の会場でTAC大阪校の慰労会も開催されていて、

慰労会に参加していた受験生も勉強会に参加してくれることになりました。

こうしていよいよ直前期の勉強会がスタートすることになりました。

 

 

経士会中小企業診断士チーム 立ち上げまでの秘話編その3に続く

 

 

皆さん、おはようございます。

今日からはいま僕にとって活動の中心になっている

『経士会の中小企業診断士チーム』について話をしていきたいと思います。

2011年10月に兵庫県立大学の養成課程に通いながら、

2度目の二次試験を受ける権利があり、受験した二次試験にまぐれで合格することができました。

また1社でも多くの企業の診断をする機会がほしいと思っていたため、

大学院の実習の合間を縫って翌年2月、7月、9月に実務補習を受けました。

この3回の実務補習で15名の診断士の仲間と知り合うことができ、

もっと自分ができるお手伝いをしたいと思うようになっていました。

 

そこで11月に開催される『タキプロ大阪のよろず相談所』に申込をしたところ、

参加してもいいという連絡をもらい、当日会場まて足を運びました。

当日は10名ほどの受験生が参加していて、受験に関する相談を受け、

僕が応えれる範囲で回答をさせてもらいました。

参加された一人の受験生の方(いまは診断士として活躍中)から

事例Ⅰ(組織人事事例)の勉強の仕方がまったくわからないという意見をお聞きし、

養成課程のサブテキストであったJ.Bバーニーの「企業戦略論」の本を読むと参考になりますということをお伝えしました。

ただこの本は上・中・下の3巻構成で1冊が2,500円もするため貸しますよと提案しました。

 

それから1ヶ月ぐらい経った頃に連絡があり、書籍を貸してほしいという依頼を受け、

その時に10名ほどの受験生が僕の話を聞きたいと言われました。

試験に合格し、実務補習も受けたとはいえ一人で10名もの受験生の方に自分から何かを伝える自信がなく、

診断士と受験生が集まる場を作りませんかという提案をさせてもらいました。

お互いがそれぞれに声掛けをしたところ診断士25名、受験生25名が集まってくれることになり、

翌年の3月に交流する場を設けました。

 

この交流会でそれぞれの方に自己紹介をしてもらったのですが、

実務補習で一緒になった診断士の仲間の自己紹介の言葉に大変衝撃を受けました。

彼は国立大学を卒業し、アメリカのIT企業の日本法人を経て、

電子部品メーカーのIT部門に勤務する優秀な人間だったのですが、

「僕のようなどんくさい人間でも諦めずに勉強を続けた結果5回目の試験でやっと合格することができた」

という話を聞き、正直驚きました。

僕を含め彼を除く他のメンバーは3回目の実務補習でしたが、

唯一彼だけは1回目の実務補習で、

1回目の実務補習とは思えないほど高いパフォーマンスを発揮し、

優秀な人間はやはり違うと心の中で尊敬していたからです。

その彼から前述の言葉を聞き、それぞれが持っている診断士に対する強い気持ちを実感することができた

大変貴重な機会になりました。

 

この言葉に感銘を受け、さらに受験生の方達から自主勉強する場を設けてほしいという意見を聞き、

漠然と勉強会を立ち上げた方が良いのかという思いを持つようになりました。

 

次回はこの思いに背中を押してくれたエピソードを紹介したいと思います。

 

経士会中小企業診断士チーム 立ち上げまでの秘話編その2に続く

 

昨日は主催する経士会の60回目となる節目のセミナーを開催させてもらいました。2011年の10月に第1回目のセミナーを始めてから丸4年が経過し、14人の参加者で始まった経士会セミナーも昨日のセミナーでは10倍を超える180名に参加してもらえる会となり、累計で3000名の参加者をお迎えした会に成長することができました。
これもひとえに周りの方のご支援があった賜物と感謝しています。
実は僕は異業種交流会や名刺交換が苦手で、できればそのような場に行くことは避けたいと思っていました。ただこれでは食わず嫌いだとも思っていたところに、知り合いの方から苦手なことにチャレンジする勇気が必要だと言われ、異業種交流会への参加とFacebookへのチャレンジを決意し、2011年の3月に関西の異業種交流会の草分けとも言える「キックオフ関西」さんが主催するセミナーに参加させてもらいました。その時の講師が今回の講師を務めてもらった株式会社リブウェルの代表取締役である牧野谷輝さんで、Facebookのイロハについて学ばさせてもらいました。
また懇親会で牧野谷さんとお話しする機会も頂き、中小企業診断士の受験生でもあった僕にとっては、牧野谷さんははるか遠くの存在であり、憧れの人でもありました。その牧野谷さんが気さくにお話をして頂き、感動したのをいまでも鮮明に覚えています。
このセミナーに参加していなければ、経士会もないですし、この後ご縁を頂いた方との接点を持つこともなかったと思います。その意味ではセミナーを主宰されている空 智浩 さんが僕の活動の原点になっていると言えます。また初めて参加した異業種交流会で主催者の空さんに名前を憶えてもらっていたことも嬉しくて、徐々にのめり込んでいったのだと思います。このため空さんにも人生の転機を頂き、感謝しています。
その後あるセミナーの講師をされた「関西ビジネスサテライト」の編集長である仲井美和さんとの出会いがあり、この会の勉強会である「あきんど塾」で講師をさせて頂き、主催者としても関わらせてもらうようになりました。この活動を通じて牧野谷さんと接点を持つことが増え、いまのお付き合いに繋がっています。
今年からは牧野谷さんと株式会社ゼロプラスの代表取締役である大場正樹さんと一緒に、中小企業診断士の地位向上と継続した学びの提供を行う目的で、「全国中小企業政策検討会」を立ち上げ、活動をさせてもらっています。
このように一つの出会いからご縁が深まり、一緒に色々な方と活動ができるを頂いているのだと実感しています。いまでは参加者ではなく、主催者としてご縁をつなぐ役割をさせてもらっていますが、「一生お付き合いができる仲間づくり」のお手伝いができればと思っています。
来年は5年という節目の年にもなりますので、活動の原点であるコンセプトをぶらさずに運営をしていくつもりです。僕達の活動はボランティア活動の域を抜け出せていませんが、時間が掛っても真剣にお付き合いができる人を見つけてもらい、一緒にビジネスを発展していける関係が作れればと思っています。手作りの不器用な会かもしれませんが、これからも一人一人の方に真剣に向き合い、地道な活動を行っていきたいと思っています。
今日も本業の仕事で仲間の方にサポートをしてもらい、未来に向かって頑張っていこうと思えることがありましたし、プライベートでも本音で語り合える仲間と有意義な時間を持つことができました。一人ではできることにも限界はありますが、仲間と力を合わせれば試練にも立ち向かうことができます。仲間の方とのご縁を大切にし、運を掴み取れるようにしたいと思います。
これからも全力で走り続けますので、応援よろしくお願いします。