昨日の午前中は病院の診察待ちの間、息子と保育ルームにいたのですが
そこの保母さんや他のお母様たちと
スリングの交流会の話になって

「スリングの使い方をマスターしていれば
 マフラーでもショールでも風呂敷でも簡単に安全に抱っこできるので
 災害時に抱っこ紐がなくても便利ですよ。」

なんてお話してたんです。

105cm角以上の風呂敷なら抱っこ紐としても使えるし
荷物を包んだり、赤ちゃんを寝かせることも出来るので
防災袋に風呂敷を入れることをおすすめします。

風呂敷以外なら『さらし』も便利です。
おんぶ紐にしたり、切って包帯やオムツ代わりにできます。

寒いときはもちろんですが、母と子が密着することによって
安心感が生まれます。
風呂敷やショールがなくても、大判の布やシーツなど
なんでも代用できます。
普通の抱っこ紐に比べて、避難所などでおっぱいをあげるときにも
目立たなくていいです。


せっかくなので、風呂敷での抱っこの仕方も書いておきます。

ショールやマフラーを結んで抱っこする方法は
こちらの動画 をご覧ください。
(生地幅が少ないと落下する危険性があるので抱っこするときは手を添えてください)

『追記』(2011/03/17)

災害時にバスタオルを抱っこ紐にする方法 」をアップしました。
こちらもよろしければご覧ください。


<<風呂敷や正方形のショールで抱っこする方法>>

1. 105cm以上の風呂敷を三角になるようにたたみます。

2. 両端を本結びで縛って、スリングのように肩からかけます。
   逆三角の向きで肩にかけ、とんがった部分は下になるようにします。

3. 赤ちゃんを入れます。
   このとき赤ちゃんはまだちゃんとおさまっていないので
   手でささえていてください。

4. 下の角の部分の布を赤ちゃんのおまたから下に通して
   抱っこする人と赤ちゃんの間に挟みこみます。
   ※縛るときにゆるいとこの布が緩んできて落下の危険があるので
    抱っこする人と赤ちゃんが密着できる長さで結ぶのがポイントです。

   完成!

ちゃんと抱っこできるとこんなカンジになります。
ここでは見えていないけど
抱っこする人と赤ちゃんの胸のあたりに赤ちゃんのおまたから
通した布があります。(写しておけばよかったね。)
結ぶときにゆるいと密着できないので危険です。
赤ちゃんを入れるとききついぐらいが丁度いいかも。
丁度いい長さに調節できていればものすごく安定します。
ちゃんと密着できていれば両手を離すことも可能ですが
できるだけ手を添えてください。

おんぶに抱っこで『おがる』
モデルは今日もベビースリング交流会のお仲間の方のお子さん。
さすが上手に抱っこされてます。

後ろからみるとこんなカンジ。
おんぶに抱っこで『おがる』

赤ちゃんの重量があったほうが密着感が増して
ちゃんと抱っこできるので
首と腰がすわった子向きの抱っこ方法です。
赤ちゃんの位置を横にずらせば
赤ちゃんのお尻を抱っこする人の腰に座らせてた
『腰抱っこ』も可能です。

首と腰が座る前の子の場合はゆりかご抱き(横抱き)にして
赤ちゃんの位置を反対向きにくるんとひっくり返して
安定させるのですが
私はまだちゃんとマスターしていないのと
推奨している基本抱きではないのでここでは紹介しませんね。
気になる方は
「Kepina」の動画をググってみてください。