年齢を重ねると、若い時とは違って肌が乾燥してくるという人もいるでしょう。
肌の乾燥は、シワやくすみの原因となるため、早く改善したいという人もいますよね。
ですが、ただやみくもに高価なスキンケア用品を使用したとしても、根本的な改善にはなりません。
まずは、なぜ年をとると乾燥するのか、その仕組みを知ることが大切です。
・加齢による乾燥肌の原因
加齢による乾燥肌の原因は、皮脂分泌量が減少したためです。
皮脂分泌量が減少すると、肌を守るバリアが低下してしまい、次第に肌が乾燥してくるのです。
また、肌の乾燥というのは紫外線も関係しています。年齢を重ねるということは、それだけ長い期間紫外線を浴び続けているということです。
30代を過ぎた頃から、女性ホルモンは次第に変化していきます。この頃から乾燥肌対策をしておくといいでしょう。
・肌のお手入れ方法
多くの人が、肌の手入れ方法で失敗をしてしまいます。
朝の洗顔の時に、洗顔料を泡立てた方がいいということはよく知られています。
ですが、その泡でゴシゴシと洗っては意味がありません。泡はそっと肌に押し当てるようにすることで、毛穴の汚れやゴミが浮き出やすくなります。
更に、陥りやすいのが水やお湯で泡を洗い流す時や、濡れた肌を拭く時です。
ついついバシャバシャと顔を洗ってしまったり、タオルで擦ってしまうと肌細胞を傷めてしまいます。
洗顔の時には、すべての行程をそっと力を入れないことを心がけましょう。
・化粧水の選び方
多くの女性は、年齢を重ねても若い時と同じ化粧水を使っています。
しかし、肌質が変わってきた肌に同じ化粧水を使っても、効果は薄れていくばかりです。
化粧水を選ぶ時には、ヒアルロン酸やグリセリンといった、保湿効果が高い成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。
また、化粧水を使用した後に美容液を塗って、それで完璧と考えている人もいます。
ですが、これでは実は不十分の可能性もあるのです。
なぜなら、せっかく肌につけた化粧水や美容液も時間がたつにつれて蒸発してしまう可能性があります。
ワセリンや乳液などを使って、化粧水や美容液の効果をキープするようにしましょう。
年齢を重ねてきた肌というのは、若い時とは徐々に変化をしてきます。
スキンケア用品は、年齢に合ったタイプのものを選ぶようにすることを心がけるようにしましょう。
・栄養補給
乾燥肌を改善したかったら、日々の食生活も見直すことが大切です。
肌は、栄養素によって様々な影響を受けています。無茶なダイエットすると、肌がくすみカサカサになるのは、必要な栄養素を摂取していないからです。
まず、肌に必要なのはタンパク質です。タンパク質は肌の原料となるため、肉や魚といったタンパク質は毎日欠かさず摂るようにしましょう。
また、皮脂が減少するのを防ぐためには、皮脂の原料となる栄養素も必要です。
油は肌に良くないと考えている人もいますが、それは選ぶ油によるのです。
良質とされるエゴマ油などを積極的に料理に使うといいでしょう。そして、肌といえばビタミンCですよね。
ビタミンCは美肌には欠かせません。
ですが、実際にはビタミンCだけでは補えません。ビタミンAやビタミンB6なども必要なのです。
乾燥肌を改善したいと考えているなら、表面だけではなく内面からも磨きをかけるといいでしょう。
外側からも内側からもケアをすることにより、理想的な肌を手に入れることが可能です。
年齢を重ねてくると、肌がカサカサしてきて、次第に乾燥肌に悩まされる人もいるでしょう。
ですが、間違ったスキンケアをしては、更に乾燥を増長させてしまいます。大切なことは、正しいスキンケアを学んで必要なケアをすることです。
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