ある日のこと、確か2月の下旬、甥っ子がテーブルの上にあったナイフで手の神経を切る程の大怪我をした






向かいには甥っ子の嫁が居たという






夫婦喧嘩していて甥っ子が感情に任せてテーブルを叩きその手の下にはナイフがあったそうな…





私はすぐに嘘だと思いワザとだよと夫に言ったが、やれフランス人は誰か例外をいうとノン!と反射的に言うから、というか甥っ子を守りたいからか知らないけど、いつも私が嫌だと思う反応を夫はするので私は違うことをしにどっかに行った





それから暫くしてイースターがあるので甥っ子夫婦は私達義家族を甥っ子が購入したcaveに招待した






甥っ子はずーっとワイン畑で働いている。そんな彼は、去年遂に自分のぶどう畑と(カーヴ)ワイン貯蔵庫を購入して独立した






最初の1年は無給(準備、ぶどうの栽培、事務所の工事など)






だから嫁は無給の夫を支えるべく今までしていたアシスタントマテルネル(保育ママ)を辞め全く異なる職種に就いた







研修などが多く、パリ、スイスなど家を空けることが多くなった彼女に甥っ子は嫌気が差したんだと推測する






けど、多分、わたしは嫁が甥っ子から離れる準備をしていたと密かに思っていた






今まで保育ママをして家で仕事をしていた嫁が急にバリバリ働きだして子供の世話をするのは当然のこと無給の甥っ子となり、甥っ子は我慢出来なくなったんだと思う






そこから2人の関係がおかしくなったのか、前からそうだったのか知らないが二人は常にケンカするようになり、甥っ子がナイフで手を切る事件が起きた







そんなことを私達義家族は全て把握している中での甥っ子夫婦からの突然のイースターの招待







動揺しながらも皆参加した







無事にイースターは終わり、皆それぞれの生活を送っていた







そして約1ヶ月後に





遂に甥っ子夫婦の夫婦関係が破綻した







簡単に説明すると嫁がある日、夫婦喧嘩で警察を呼んだ







甥っ子は警察に1日拘束されて、中学生の長男が事情聴取を受けた






3男は5歳、2男は10歳







嫁さんは警察に甥っ子のモラハラを訴えた。その結果、夏のバカンスに入るまで二人は交代で二人で購入した家で1週間ずつ子供を預かることに決まった








つまり、両親は月に各自2回ずつ家を出る戻るを繰り返す







ちなみに嫁は二人で購入した家を購入したいという







甥っ子がok するなら嫁は残ったローンを一人で払っていくことになる







こんな感じだが、私は甥っ子夫婦が好きではない、というか義家族自体あまり好きではないのでどうでもいい








気になるのは誰ひとり嫁側についていない




そう、嫁はいつだって義家族の敵…頭くるわぁ






この二人




ちょっと不満

1.マニピュレータ

2. 嘘を義家族に言って義家族間の関係を悪くさせようとする(私も被害者だけど、蓋を開けてみたら私だけではなかった)

3. 白人至上主義

4.気分屋

5.変な自分イズムを持っている

6. 自信家

7.田舎出身者

8.モラハラ気質


お父さん甥っ子

1.白人至上主義

2.自信家

3.だけど極端に怖がりでフランスから出ない

4.亭主関白

5.子供の世話はしない、家事洗濯も絶対にしない

6.モラハラ気質






似た者同士、だから家族団結が激しい義家族さえもこの夫婦だけはBizarre と言っていて、いつも怒らせないように、腫れ物を扱うかのように気を使っていた






そんな甥っ子夫婦が遂にこんなことになったんだけど、面白いのは関係破綻しているカップルほどカップルの片方が仲良しアピールするんだよね

家族旅行の写真載せたり、彼はとっても優しいとか言ってきたりする






でも私はあんまり信じていなくて集まり以外では関わらないようにしてきた






が、何故か嫁は私に時々コンタクトを取って来てたんだよね(義母が勝手に私の電話番号渡したせい)







元気?全然連絡くれないけど?悲しいわ?皆で会おう?誕生日おめでとう…etc






ただ、今年に入ってからコンタクトはなくて何かあったんだろうなと勝手に思ってた






甥っ子は嫁とやり直したいみたいだけど嫁はちょっとわからん






あ、あと甥っ子が警察に1日勾留された時に甥っ子は警察が出した紙、すなわち"私は罪を認めます"というような書類にサインしてしまったらしく甥っ子の妹はキレていた(何故なら妹夫婦は弁護士だから)






何故なら離婚裁判の時に不利になるから







しかし、甥っ子は弁護士はつけないと言っている






そんな話を夫と話していた時に私は夫に何で弁護士必要ないのにアンタの友人のお姉さん弁護士を紹介するの?と聞いたら






いや、甥っ子のお母さんが甥っ子に話して説得すると思うと言った






だから私はえ…もう成人してるのにママが全部やってあげるわけ?もぅマイナーじゃないじゃん、3人子供いてママに頼るの?キモ…と言うと






何故なら甥っ子は鳩の脳みそ…と言った…

笑ってしまって夫に






思っていたけど言ったことはないと言ったら夫は





君が思ってることは全てわかるんだよ…君が思ってることは僕に伝わる…いつも同じ意見なんだとか気持ち悪いこと言ってきた








ちなみに甥っ子の両親も関係は破綻しているが離婚していない








何故なら夫がケチだから(お金はたんまりあるというのに…)








私が言いたいのは私が嫌い嫌いという義家族はやはりアタオカという事実







何故かお互いを庇い合う義家族だが性格に問題があるのは確かなようだ







私の義父はとっくに他界して義母の夫がシステマティックに私の義父になり義父の家族が私の義家族になっただけ






しかしみんなお互いを庇い合う不思議







ちなみに夫の姉も義家族と仲違いして離れて暮らしている







そんな娘のこと思う義母は義姉の恋人のせいだと離すことに躍起になっている







あぁ義家族







翼くん描いてみた…