2週間前かな?引っ越ししたので住所変更のために県庁に行って来たんですけど、いやぁ忘れてたこの感じ…
牛扱いみたいな?
「アレ! ゴーシュ 左に行け」ってな
面倒臭そうに"お前らフランス語わかんないだろ?こっちもウンザリだ"みたいな?
そんでもって私は左右のこと言われるといつも焦るの(子供の頃から)
だから「ピアノ弾く時伴奏する手はどっち?」と自問自答しながら改札口みたいな扉を抜けて左に曲がり私の担当者を待っていた
話を少し遡ると、県庁着いた時入り口がちょっと面倒な感じになっていた
以前なら滞在許可証のことなら、フラッと受付に行って直接受付嬢に質問して手続きに必要なものリスト貰って出直すとかだったんだけど、今はコロナのせいか時代のせいかインターネットで手続き出来、手続き終了後は県庁から自動Eメールが届いて、その後しばらく経つとランデヴーの電話が来て県庁に行くという無駄を省いたシステムに早変わり
なはずなのに、
多分東ヨーロッパ系とか北アフリカ系なのか中東なのかはっきりしないが、おおよそ、そのように見える方々が入り口でガードマンのような出立ちの方と揉めている
ガードマンの人(この方がアポイントの受付をしている)はリストを手に「約束がある人しか入れない」と言ってるんだけど、彼ら全く話し聞かないのな
恐らく言葉に問題あったり、パソコン持ってないとか、使い方わからない人たちには、その約束までたどり着くには敷居が高いよなぁと思って彼らの背中を見つめて自分の順番を待っていた
切ないのは同じフレーズを繰り返して情に訴えていて自分を正当化していること
県庁がちょうどタバの向かいにあり、テラス席にいるフランス人たちはスペクタクルを観るような感じでそのやりとりを見てるわけ
それ見てたらなんだか爪噛みたくなって何処かに隠れたくなるような気持ちになったと同時に
いつか自分のこと全部自分でやれるようになるまでになろうと自分に誓ったわけです
っていうか
彼らのやりとりを見ていると私と夫の喧嘩見ているような…なんとも切なくて痛々しくて恥ずかしくなる会話の様子
私はなんか悟ったな
わけわかんフランス語話しているうちは対等にしてもらえるわけないと
私は夫が日本語話せないから夫婦の会話がフランス語なんだけど、私達、喧嘩なんか毎日だからさ…けど言いたいことが自分の思うような表現を使えない気持ち悪さと
妥協せざるを得ない言い回しを使う敗北感プラス
自分の知性が少ししか役に立たない悔しさ
それは克服出来るのですよ、自分の努力次第で。けど現地に住んで長くなってくるとなんとなくわかってきちゃって言語レベルが伸びない(話せてもスマートじゃない話し方になりがち)
外国に住んでると住んでるだけで疲れるから自分に負けないで生活しないとあっという間に1年が終わる
ま、そんなことを書きながらも今回の県庁では私は随分と慣れたもんだったわ
言い返したり出来るようになってるし、質問にいちいち怯えずに対応出来た
最後にいた時は夫が横にいてビクビクしながら媚びてたけど、今回は1人で「なんなら滞在許可証くれなくてもいいわ!」ぐらいの開き直りだった
人間って経験で変化していくわねぇ興味深いわぁ
最後にコロナの話しをちょっと
マスク率増えてきたけど、全員じゃないし友人や家族に会う時はマスク取るでしょフランス人
結局は家族感染かなぁって思った
まさにうちにいるフランス人の夫のせいね?
夫が咳してて、それを突っ込むと病気じゃないってキレるのな
だから最近は毎日自分と息子の熱を測る毎日
私は相変わらず喉が痛いわぁ…気持ち悪
そう言えば、コロナが出てきた1月に日本にいて酷い咳と下痢、喉の痛みと微熱で病院行ったんだけど、「コロナじゃない」って言われて吸入器と漢方薬貰って実家に帰ったんだよね…
そういう人いっぱいいたんだろうなぁ
私は医者に「コロナじゃないですか?」って聞いたら笑われたの
フランスはブロガーさん達が言うには検査は簡単にできるようになったみたいだけど
行きどきがわからないわぁ
そしてコロナに対して諦めが出てきた
自分一人で戦えるものじゃないから
それでもやっぱりうつりたくないわけで
コロナ2020年夏…