<つづき>

 

簡易検査を終えて寒いロビーで待っていると

15分ほどで再び処置室へ呼ばれました。

 

『診察室じゃなくて処置室?』

 

処置室に入ると美人看護師が

「では血液検査をします。」というので

袖をまくって差し出しました。

 

美人看護師の顔(マスクをしているので目から上だけ)を

盗み見つつ(笑)待っていると

血液検査の針が刺さった感覚がありました。

 

『ん?今までの血液検査の中でも

 一番痛みを感じないなぁ。』

 

針の進化か、美人看護師の腕か、

熱で感覚が鈍っているのか、

はたまた美人看護師にみとれていたからかw

 

アルコールを染み込ませた脱脂綿を渡され

2分ほど抑えたら、小さい絆創膏を貼って

処置室を出ました。

 

再びロビーで待つこと20分。

ガタガタと震えが止まりません。

 

ようやく診察室へ呼ばれました。

 

先生「インフルの簡易検査は陰性でした。

 で、血液検査の結果は白血球の数が増えているので

 何らかのウィルス感染は間違いないでしょう。」

 

『何らかのウィルス・・・』

 

先生「ですが、時期と症状から言って

 インフルで間違いないと思います。

 薬を出しておきますので

 極力、他の人との接触は避けてください。

 で~・・・次に来てもらうのは・・・」

 

この日は金曜日で翌月曜日が成人の日なので

火曜日に再び通院を告げられました。

 

『ちょっと待てよ・・・火曜日って・・・。』

 

火曜日には仕事の予定が入っています。

 

しかもこの仕事、

先方へのデータ送付の締め切りの関係で

火曜日でないといけないという

タイトなスケジュールだったのです。

 

もれ「あの・・・その日は大事な仕事があるんですが・・・。」

 

先生はもれの目をジロッと見て

「もれさん。そんなに重要なお客様の所に

 インフルを撒き散らしに行くつもりですか?」

と叱られました。

 

もれ「・・・わかりました。火曜日に来ます。

 ちなみに風呂は・・・」

と言いかけた瞬間に

先生が再びジロッとこちらを見たので

「・・・入りません。」と答えて逃げましたw

 

ロビーに出て5分ほどしたら

再び診察室に呼ばれました。

 

『え?なんだろう?』

 

診察室に入ると

もれが受付時に書いた問診票を指差して

「以前、薬で蕁麻疹が出たって書いてますが

 なんという薬だったか覚えていますか?」

 

もれ「初めて蕁麻疹が出たのは

 風邪で処方された薬だったんですが

 覚えていません。

 最近出たのは頭痛薬のセデスファストです。」

と伝えると

先生はしばらく考えて

「じゃあ、いつもは○○という薬を出すのですが

 今回は□□という薬にしますね。」

 

診察室を出て10分ほどで会計を済まし

処方箋薬局で薬を貰ったら

すぐに帰宅しました。

 

<つづく>