最近はスーパーなどに

 セルフレジ

が増えてきました。

 

年配層は店員さんのいるレジに並ぶことが多く

比較的年齢層の若い客がセルフレジを利用します。

 

そのため、回転も早くて

もれはいつもセルフレジを利用しています。

 

年の瀬も迫った12月28日も

セルフレジで会計をしていました。

 

このスーパーにはセルフレジが4台設置されており

この時、セルフレジを使っていたのは

たまたまもれ一人でした。

 

ピッピッと全ての商品のバーコードを読ませて

あとは支払いだけになったとき

ふとセルフレジの横からの視線に気づきました。

 

80歳くらいのおじぃがセルフレジの向こう側に立っていて

じ~っともれを見ています。

 

『なんだろう?』

 

セルフレジの裏手にある商品を

見ているわけではなさそうです。

 

とりあえず支払いをしようと思ったら

おじぃが「まだかいのぉ?」と言いました。

 

『まだ・・・?』

 

もれ以外のセルフレジは誰も使ってないし

そもそもセルフレジを使うなら

裏手ではなく、こちら側へ来るはずです。

 

『もしかして・・・これって・・・

 もれをレジ店員と勘違いしている・・・?』

 

するとおじぃが

「前の客は品物置いてどこへ行った?」

 

明らかにもれに話しかけているんです。

 

さて・・・セルフレジをどうやって説明すべきか・・・?

 

セルフレジの説明からするのはとても面倒ですし

いわゆる私服のもれを店員と勘違いしている時点で

時間がかかって面倒なことになることは自明w

 

セルフレジはトラブル対応要員として

店員が一人、監視しているので

そこへ目をやると・・・あいにくの不在w

 

仕方なく、おじぃに「もれは店員じゃないですよ。」

と答えると

「なんで店員でもないのに、それ(レジ)やってんだ?」

 

予想通りの面倒な流れw

 

そこへ監視店員が戻ってきたので

手招きして呼びました。

 

もれ「このおじぃさん

 もれを店員さんと勘違いしてます。」

 

店員は「どういうことですか?

 おっしゃっていることの意味がわかりません。」

 

この店員も頭の回転の遅い人のようです・・・;

 

もれ「とにかくおじぃさんと話してください。」

 

セルフレジの裏手にまわっておじぃと話をした店員は

ようやく事情を理解したようで

レジ店員のいるレジへ案内していました。

 

ホッとしつつ、お金を投入しました。

 

画面に「お釣りを受け取ってください」と表示されました。

 

お釣りが出てくるのをまっていると・・・

『はて・・・?』

 

いつもなら10秒もせずにお釣りが出てくるのに

全然出てこないのです@@;

 

監視店員がおじぃの案内から戻ってきたので

また手招きして呼びました。

 

「なんですか?」と歩み寄ってきましたが

この「なんですか?」は

忙しいのに今度はなんですか?」という感じの

イントネーションでした。

 

もれ「お釣りが出ません。」

 

店員「待ってれば出ますよ。」

 

もれ「いや・・・ずっと待ってますよ?」

 

店員「何をしたんですか?」

 

もれ「いつも通りにお金を入れただけです。」

 

店員「だったら、待ってれば出てくるはずでしょう?」

 

もれは気の長いほうではありません。

ちょっとイラっとしながら

「待ってて出てこないから呼んだんですけど?」

 

すると店員はセルフレジの画面を眺めて

再び、「何をしたんですか・・・

 いや・・・確かにおかしいですね。」

 

ようやく異常に気づいたようで

キーで機械を開けました。

 

どうやら硬貨が詰まっていたようです。

 

お釣りが払い出されると

それを差し出しながら

「何をしたんですか?」

 

もれ「・・・え?もれはお釣りに

 どうすることもできないと思いませんか?」

 

店員は少し考えて、

「あ!そりゃそうですよね!すみません!」と

頭を下げました。

 

そこへ別のおじぃが歩いてきて

「ここのレジには店員が居ないじゃないか!」と

戸惑っています。

 

監視店員はもれに頭を下げると

小走りにおじぃに駆け寄って説明していました。

 

『年末っていつも以上に大変なんだなぁ。』

 

セルフレジも良し悪しですねぇ。