<つづき>

 

先ほどまで同様に山深いですが

センターラインがある道幅になり
緩やかな下りで走り易い道になりました。

 

やがてちょっとした集落に差し掛かりました。

 

集落に入ると同時に道幅は急激に狭くなり
軽自動車同士でもすれ違えないほどの
細い道になりました。

 

『ははぁ。どうやらここが旧別子山村の
集落なんだな。』
と直感的に思いました。

 

理由は下のストリートビューを見ていただくと
何となくわかるかもしれませんが
今から走るこの道は
旧別子山村の集落に元々あった生活道路であり
そこに村の東西へ抜けて

新居浜市や四国中央市に繋がる

幹線道路を連結したものなのでしょう。

そういえば別子銅山について調べていて
旧別子山村が新居浜市に吸収合併される際に
村民から要望があったという資料がありました。

 

旧別子山村は隣接する
新居浜市とも四国中央市とも連絡が良くなくて
いわば孤立集落に近く
「新居浜市」になるのであれば
市内との連結性を高めるように
インフラ整備をしてほしいという
要望だったのを覚えています。

 

ここまでの道中にも道路工事箇所が
かなり多かったのですが
旧村民の要望に応じた
インフラ整備だったのですね。

 

そのため別子ダムからここまでの道路は
センターラインもある道幅の道路に
拡張工事をしたのでしょう。

 

また別子ダムより西の道路も
各所で拡幅工事が行なわれていました。

 

この日は日曜日だったので
工事は休みだったようですが
工事が行なわれていたら
かなりの回数、通行待ちを
余儀なくされたのではないかと
改めて思いました。

 

<つづく>