<つづき>

もれの頭に15cmの土の塊を叩きつけるという
ユーフンの異常とも思える行動に
東チームのあっくん氏とイェロ氏が
「ユーフン!ずるいわ!俺ら西チームになるわ!」
と反抗を表明しました。

あっくん氏とイェロ氏はもれとは同級生なので
遊びの度を越した状況を見兼ねたのでしょうね。

ユーフンは「なんだと!?寝返り禁止って
最初に決めたやろ!?」と激昂しましたが
あっくん氏が「ユーフン、自分で破ったやん!」
と反抗しました。

ユーフンは『あ・・・そうだった』という顔です。

このユーフンの緩みを突くように
最年長のシン氏が
「ユーフン、10分間休戦や!
まずはアキ氏の怪我を診てやろう!」
と制止しました。

さすがのユーフンも6年生には逆らわず
渋々休戦に応じました。

ようやくアキ氏が抑えていた手をどけて
腕を見せてくれました。

幸いにも石が当たって痛かっただけで
怪我らしい怪我はしていなかったので
「痛かったけど、もう大丈夫」と
立ち上がることができました。

もれは「ホントにごめんな。」と
平謝りでした。

その間、全員でアキ氏を囲んでいましたが
ユーフンだけは離れた場所で
大きな塊を探しています。

シン氏が「アキ氏はもう抜けた方が良い。」
とアキ氏に帰宅を促しました。

アキ氏は「うん。わかった。」と
家に帰って行きました。

シン氏は3年生2人に
「お前らはどうする?」
と問いかけました。

3年生2人のうち1人は
「ボクももう帰ろうかな。」と
戦線離脱を表明しましたが
林川氏は「・・・ユーフンには逆らえない。」と
続行を表明しました。

林川氏は戦線離脱を表明した
もう一人の3年生に
「おまえ、ユーフンに逆らったら
あとでどうなるかわからんで・・・?」と
言いましたが
「でも・・・ユーフン、ズルばっかりやん・・・。
もうついて行きたくないわ。」
と決心は揺らがない様子でした。

アキ氏と3年生1人が抜けて
去っていく姿を林川氏は
切なそうな顔で見送っていました。

林川氏は特にユーフンから
気に入られていたので
逆らえない立場だったのでしょう。

こういう関係になった事情は
もれにはわかりません。
もれの知らない所で
何かしらの事情があったのでしょうね。

<つづく>