<前回のつづき>


高さと距離を目測で測って

素振りをイメージでシミュレーションします。


実際に素振りをすると

八本足がそれに反応して

動いてしまうといけないので

あくまでもイメージで

シミュレーションです。


3回ほど深呼吸して・・・

うらあぁぁぁっ!!!


思いっきりフルスイング!


バチィィンッ!!!と

ほうきが柱に当たりました。


ビキッとほうきのプラスチックのどこかに

亀裂が入ったような手応えもありました。


ですが、今はほうきどころではありません。


ほうきが柱に当たる瞬間も

もれは八本足から目を離さないように

凝視していました。


ほうきから逃げて飛び降りた様子はない。


ほうきを柱から離すと

壁に八本足の体液らしき汚れはついていますが

ほうきと柱の隙間から

八本足の死骸は落ちませんでした。


『ほうきにへばりついているのか!?』


ほうきにへばりついていたら

それはそれで恐怖なので

サッとほうきの先端部を見ましたが

そこにも死骸がない@@;


『ってことは・・・

  凝視していたつもりだったけど

  当たる瞬間に逃げたってこと!?』


思わず2、3歩後ずさりしました。


ですがやはり付近には姿が無い。


3分くらい姿を探しましたが

見当たりませんでした。


『八本足は叩くと

  足を縮めて小さくなるので

  夜間の明かりの中では

  見つからないだけかもしれない。

  壁に体液がついているのだから

  かなりのダメージは与えたはずだから

  くたばるのは時間の問題だろう。』

と考えて、裏口から屋内に入りました。


部屋に戻ってからも20分近く動悸が続き

仕事にならないので就寝しました^^;


<つづく>