<前回のつづき>


織田・徳川連合軍は琵琶湖西岸を北上して
越前国へと侵攻しました。


琵琶湖西岸ということに
信長の思考が見え隠れしますねぇ^^;


良く取るならば
 浅井長政との約束を反故にするので
 気を使って浅井城下(琵琶湖東岸)を
 通らなかった。
悪く取るならば
 朝倉攻めの一報を入れずに攻めるのだから
 浅井城下は通らずに軍を動かし、
 長政に知られる前に朝倉氏を討ってしまえ
とも取れます。


信長を主人公として描く物語では
前者であるように描かれますが
もれは後者だと思います^^;


電光石火の攻勢で朝倉氏を滅ぼしてしまえば
浅井氏が朝倉攻めを知っても間に合わず
朝倉氏滅亡後であれば
約束がどうのと問いただすことは
意味がないことであり、
長政ほどの聡明な人物であれば
そうはしないであろう
と考えたのではないでしょうか?


もしくは長政は義弟であるから
織田勢に対して挙兵はしないと
読んだのでしょうか?


義弟だから・・・という説はこれまでの信長の
鋭い洞察力を否定することになりますね^^;


<つづく>