<前回の続き>



この記事は

もれの父への追悼記事として

書かせていただきます。


つらい内容も含まれていますので

読みたくないかたは

読まないでくださいね。



伯父さん達はそれぞれ親戚への連絡などを

してくれていました。


病室に戻った父の遺体を一人きりにしないために

もれも部屋に戻りました。


看護師さんが部屋を出て行くと

もれと父の遺体だけになりました。



父の横に行くと、シャワーでキレイになった

父の顔が見えました。



もう二度と動かない父。


元気な頃から比べると

ふた周り以上痩せた父の顔。



もれは涙が流れているのも

気づきませんでした。



3分くらいして

電話を終えた伯父さんが部屋に戻ってきました。


伯父さんは父の横で立ち尽くして

声も無く涙を流しているもれを見つけると

駆け寄ってきて抱きしめてくれました。



「お前・・・一人で泣いたら駄目だ!」



その言葉でもれは声を上げて泣いてしまいました。



伯父さんも「泣くな!」と言いながら

声を上げて泣いていました。



2分くらい泣いて

ようやく落ち着いてきたので

「伯父さん。ありがとう。落ち着いた。」

と深呼吸をしました。



「覚悟していたのに・・・やっぱりつらいな・・・。」


伯父さんは何も言わずに背中をトントンと

叩いてくれました。



「でも、もう大丈夫。親父がここまで頑張ったんだから

  胸を張って送ってあげるのが俺の役目だもんね。」


伯父さんも「そうや!」と肩を叩いてくれた。



思えばOJたち従兄弟の三兄弟は

もれよりももっと若くして両親を亡くしている。


もれは彼らよりも長く父と過ごせたんだから

これ以上、泣いてはいけない。



病室の椅子に座っていると

葬儀屋が到着したという連絡が入った。



看護師が移動用のベッドを持って部屋にきたので

父の遺体と一緒に病院地下の霊安室へと移動しました。



<つづく>