<前回の続き>
キッドさんがどこかに消えて、テニスコートには川野嬢、もれ、ダシゥ氏の三人になった。
矢里予氏と悪魔スパルタン氏はまだバッティングしているので、三人でテニスをすることになった。川野嬢vsもれ&ダシゥ氏なんだが、川野嬢の打つ玉はもれの方にばかり飛んでくる。
もれ:ダシゥ氏=8:1くらいの割合でもれに来るのでダシゥ氏は途中でボールも見てない状態。
そうこうするうちに矢里予氏と悪魔スパルタン氏が来た。
ダシゥ氏は矢里予氏にラケットを渡して、観戦モードに入った。15分ほどしてキッド氏が戻ってきた。
『・・・どす黒い顔色・・・さては・・・』
もれもバテてきたので、ダシゥ氏にラケットを渡してコートを出た。
もれ「キッドさん。さては吐いてましたね!?」
キッド氏「昼食いすぎた。しかもあのステーキ、激マズだったから・・・。」
一服してコートに戻るとダシゥ氏がラケットを手渡すので、もれは再びコート内へ。
矢里予氏「川野嬢。思いっきりやってみてくださいよ。僕ら食らいつきますんで。」
『確かに思いっきりのボールに挑戦してみたいな。』
川野嬢「じゃあ少しだけ。」
スパーン!!という音と共に物凄いスピードのボールがもれ達の横をすり抜けた。
『は、速!!』
以前、今は関東に戻ってしまった小金10氏とラウンドワンに来た時、小金10氏が力一杯打ったのとは明らかに違う。小金10氏のは力任せで、どこに飛ぶかわからなかったんだが、川野嬢のボールはちゃんとコートに打ち込まれている。
2,3球でもれも矢里予氏も実力の違いを痛感しました。
その後、サッカー・・・といってもフットサル・・・に入ると、元サッカープレイヤーの矢里予氏が大活躍。サッカー好きの悪魔スパルタン氏も張り切っている。多分、会社でサッカーの話をできるのは、この二人だけだろう。しかも欧州のクラブチームの話は悪魔スパルタン氏しかしたことがない。
もれもかつては倒れながらもテリ学で培った技を・・・と思ったが、既にテニスで体力の限界を超越していた。
足が言う事を聞かない。もれとキッド氏は早々に退場。
また一服していると、矢里予氏と悪魔スパルタン氏はバスケへ。
なんちゅう若さだ・・・。
もれ達は同じフロアにある釣り堀へ。
かつて、雑賀氏の奥様がこの釣り堀で魚を釣り上げたという話を聞いていたので、チャレンジするも敢無く撃沈。
そうこうするうちに矢里予氏と悪魔スパルタン氏も合流。
あれ?ダシゥ氏がいない。5分ほどしてふら~っとダシゥ氏が近づいてきた。
みんな「ダシゥ氏、どこいってたんですか?」
ダシゥ氏「その辺でうろついてました。」
『場の空気を読めないタイプか・・・。』
体力の限界に近かったので、下のフロアにあるゲームコーナーへ行く事になった。
エレベーターに乗るといきなり
ダシゥ氏「ラウンド~~~ツゥ!!」
エレベーターの中が凍りつく。
『寒い・・・真夏なのに凍死しそうだ・・・。』
もれがまたエレベーターの外へ顔を向けていると、キッド氏がもれをみて笑いを堪えているのが感じられた。もれの視界の隅で川野嬢も『助けて・・・』という顔をしている。
悪魔スパルタン氏は素の表情だ。矢里予氏は普段から大きな目をパチクリさせている。
『さすが悪魔氏・・・強いな・・・。』
と思った矢先、ダシゥ氏「シャ~オラ!!ラウンド~~~ツゥ!!」
『ここは昭和基地なの・・?死んでしまう。』
エレベーターがゲームコーナーについた。
まるで刑期を終えた囚人が釈放されたような気持ちになった。
各々でゲームを楽しむ。
エアホッケーやらシューティングゲームやらストツー(懐かしい)などなど楽しんでいると、またダシゥ氏の姿が消えた。
誰からともなく「本当に団体行動できない人だな」という声が挙がった。
『まあ、各々楽しんでるからいいんだけど、見えないところに行ってしまうのは厄介だな。』
もれと川野嬢は最終的にパチスロコーナーへ。
川野嬢はお気に入りの鬼爆へ。もれは一つ空けて隣のやじきた道中記へ。
それぞれBIGなど楽しんだところで、みんなが集まりかけたので、もれ達も合流する。
「あれ?ダシゥ氏は?」
やはりいない。
しばらく探しているとどこからともなく戻ってきた。
「じゃあ、終わろうか。」
とエレベータに向かっているとダーツコーナーがあった。
キッド氏はダーツが得意でルールにも詳しい。
キッド氏「もれさん、ちょっと対決しましょうよ!」
もれ「人生初なんですが・・・。」
ダーツを始める。
最初は得点の高い者が勝ちというシンプルなゲーム。
さすがにキッド氏は上手い。
最初のゲームは僅差で負けだった。
キッド氏「もれさん、結構うまいですね。」
もれ「いや~狙いとは違うところばっかです・・・。」
2ゲーム目は川野嬢も入って三人で対決。
隣で矢里予氏と悪魔スパルタン氏もプレイしている。
ダシゥ氏は一人でよくわからないプレイをしている。
3ゲーム目はあるポイント数から当たったポイントを減らして、きっかりゼロにした人の勝ちというゲームだった。
例えば最後に10ポイント残っていたら、10に当てたらクリア。20とかに当たってもオーバーするので残りポイントは10ポイントのまま。8に当たると、残りポイントは2ポイントになる。
要所要所でキッド氏のテクが光った。ここ一番という場面では決めてくる。
ダーツも意外に面白い。
キッド氏からも「もれさん、初めてにしては上手いですよ。」と誉めてもらえたので、次回も挑戦してみよう。
最後にロデオをやって終了。
駐車場で「お疲れ様でした~。」と挨拶。
しかし誰も帰ろうとしないし、「どっか飯でも・・・」の声もかからない。
ダシゥ氏が「じゃあ帰ります。おつかれっした~。」と立ち去ると誰からともなく
「きつい・・・。」
「あのテンションは一体・・・。」
と疑問が投げかけられた。
会社でいるときと社外でのテンションの違いが凄まじい。
キッド氏が言うには、酒が入るともっと凄まじいことになるそうだ。
数日後、彼は出社拒否して退職となってしまった。
そして会社には「シャ~!!」と「ラウンド~~~ツゥ!!」という伝説だけが残ったのでした。