もれは先日、小学一年生からの友人三徳氏の結婚式に出席しました。神戸三宮の式場で行われるので、ピロシ氏と一緒に神戸へ向かうことになりました。切符はジュニアヨクニの小平氏に手配してもらったものでした。夏の阿波踊りの後に招待状をもらっていて、今回は少し足を伸ばすことにしました。金曜日に前泊で神戸に泊まらせてもらって、土曜日に挙式と披露宴に参列後、大阪を散策して京都に宿泊、日曜日の夕刻に香川へ戻るというスケジュールを立てました。
もれは入社したてなのに、金曜日と月曜日にお休みをもらいました。入社前に予定が決まっていたので、採用決定の時点で社長にお願いして、ここは休ませてもらったんです。
さて、金曜日になりました。 もれは高松、ピロシ氏は観音寺から出発なので岡山で合流しました。ピロシ氏は岡山駅新駅舎を見物するために少し早めに出るというので、もれもハローワークの手続き(最終)と給与口座設立後に予定より二本ほど早い電車に乗り込みました。
岡山駅は新駅舎が完成したばかりで大勢の人で賑わっていました。前の駅舎から比較すると見違えました。いろんな店舗も入ったし、在来線と新幹線の乗換えも楽になりました。ささっと一周して喫茶店で15分ほど語らった後、新幹線で一路神戸へ。岡山から神戸はあっという間です。ピロシ氏と喋っているうちに新神戸に到着しました。
新神戸駅から宿泊先のサンホテルへは徒歩15分ほどで到着し、チェックインしました。それぞれ部屋に荷物を置いてから神戸散策へと繰り出しました。
というのも、もれは神戸という街は親戚の家に行った時(小学校時代)と、ポートピア博(1981年)の頃しか知らないんです。ピロシ氏は神戸、大阪を良く知っているので、今回はピロシ氏に案内してもらって神戸見学をすることになりました。
ホテルのロビーにはコーヒー飲み放題のサービスがあったので、30分ほどそこで話をしました。 ピロシ氏「もれ氏。今日の晩飯は神戸牛なんてどうだい?」 もれ「いいよ!」
とりあえず予約を入れてから三宮駅周辺の商店街などを歩きました。途中、たくさんのパワーストーン、ジュエリーショップがありました。もれが就職した会社の競合他社(店)です。もれはホームページでの販売を行うグループに配属されているので、直接ショップには関係無いんだが、気になったので数店はのぞいてみました。そうこうするうちに商店街のはずれ付近に差し掛かりました。
ピロシ氏「もれ氏は行きたい所はないの?」 もれは今、小説を書いている。しかも主人公は現在、神戸付近にいるので取材も兼ねて主人公が行った場所を見てみたいと思いました。
もれ「メリケン波止場とかは近い?」 ピロシ氏「歩けないことはないよ。時間もあるし行ってみるか!」
もれ達はメリケン波止場(ベイエリア)に向けて歩き始めました。途中、神戸居留地38番街やそごう、大丸などのビルをまわり、「阪神淡路大震災の時にはこのビルが・・・」などとピロシ氏の説明を聞きながら歩いた。とてもオシャレな街である以上に、ビルや建物にも味があり、東京とは全く違う雰囲気。横浜に近いのだが、やはりそれとも違う雰囲気があり、とても気に入ってしまった。やがて前方にポートタワーが見え始めました。周りは既に薄暗い時間帯でした。
ポートタワーはオレンジというか赤いライトで光っており、遠くからでもよく見える。歩いてポートタワーに辿りつくと、思いのほか小さい。周囲は25mほどか?高さはそれなりだが、意外にも狭いスペースに建っていた。
ピロシ氏「登る?」 もれ「こういう旅している時は記念に登っておこう。」
チケットを購入するとエレベーターホールには受付役の女性がいた。
『び、美人だ!ミス神戸だ!!』
案内されるままエレベーターに乗ると、そこにも同じ制服の女性がいた。
『エレベーターガールだ。登る間に見える景色の説明をしてくれるのだろう。』
エレベーターが上昇を始めると、「このポートタワーは・・・」と説明が始まった。しかし録音された音声だった。
『ってことは・・・受付役の女性とこのエレベーターの女性は・・・チケットをもぎるだけ、エレベーターのボタンを押すだけ・・・?それで一日中立ちっぱなしなのだろう・・・。ある意味厳しい仕事だ。』
展望台に到着すると、予想に反してカップルの姿は少なかった。どちらかというと閑散としていて、おばちゃんが数名、カップルも3,4組だけだった。まあ野郎二人組ももれ達だけでしたが・・・。
ピロシ氏がそれぞれ見えるビルやらの説明をしてくれた。神戸市というのは、地図を見て思っていた以上に狭い土地だ。南北を大阪湾と六甲山に挟まれて、東西に広がる市街地なのだが、今いるポートタワーはその名の通り、港にある。新幹線の新神戸駅は六甲山(正確には六甲山に連なる西側の山地だが)の麓にある。つまりもれ達は新神戸からホテルを経由して海まで徒歩で来たのです。それくらい南北に狭い。この都市が政令指定都市。つまり70万人以上が暮らしている大都市なのです。物凄い人口密度だ。
下りのエレベーター乗り場は階段で下の階から乗る事になる。階段を下りるとそこには展望BARがありました。カップルが窓際のシートに座って、良い雰囲気で語らっている。ふともれは一つの事に気づいた。さっきまでピロシ氏の左奥に見えていたカップルがいつの間にか右奥へ移動していた。
『席を移った素振りは無い・・・ってことは・・・!』
もれは展望BARの入口の床に目をやった。展望BARは廻っていた。非常にゆっくりと廻っている。ピロシ氏もこれは知らなかったようだ。つまり語らっているうちに神戸を360度展望できる。オススメスポットですね。地元の人にとっては常識なのでしょうけど・・・。
タワーを下りたもれ達は神戸港を通り抜けてMOSAIC(モザイク)へ向かった。
もれ「モザイクは多分、もれが小学校時代に来た事があるはず。」
一角の景色に見覚えはあったが、時間が経っているのでほとんど記憶もないし、店も変わってしまっているだろう。
そろそろ神戸牛の予約時刻が近いのでもれ達はタクシーで三宮駅まで戻った。タクシーで走ると意外にももれ達が長距離を歩いていることがわかった。タクシーで0.1ギル(日本円で千円)かかった。
<つづく>




