<前回の続きです。>
※今回の京都編。まだもう一日観光してます。
バスに乗り三条京阪へ向かう。もれが二人掛けの窓側でシッピン氏が通路側に座ることができた。30分の道のりだ。
出町柳のバス停に停車して数名が下車した。バスが発車しようとすると外から「乗りま~す!!」という声。修学旅行の中学生だ。恐らく班単位の自由行動だったのだろう。女子3人、男子4人が駆け込んできて、もれ達の席のすぐ横に女子3人が立っていた。
女子A「はぁはぁ、なんとか乗れたね。」
女子B「でもこれに乗ってよかったのかな?」
女子A「行けるかどうかは、賭けだね。」
『無鉄砲で面白いな。どこまで行くんだろうか?』
女子B「このバスでどこまで行くの?」
女子C「このバスは京都駅まで行くよ。」
女子A「女子Cはバカのくせによく知ってんじゃん。」
『ひ、酷い言われようだな。』
女子B「とりあえず三条京阪か四条あたりで下りて歩くか、京都駅まで行くかだね。」
どうやら集合時刻ぎりぎりで戻り方がわからず、バスに飛び乗ったようだ。
女子A「男子A君。どうする?」
こういう年頃の男子というのは、イマイチしっかりしてない。
男子A「え?俺・・・わかんないよ~。」
女子B「だから三条京阪から歩くか、京都駅まで行くか。」
男子A「え?京都駅まで行くの!?」
女子B「だったら三条京阪から歩く?」
男子A「え?歩くの!?」
話にならない。
女子C「旅館が四条烏丸だから、三条京阪から地下鉄か、京都駅から地下鉄かなぁ。」
『もれなら四条河原町でバスを降りて歩くんだが・・・。』
もれ「シッピン氏。アドバイスをあげたら?」
シッピン氏「もれ氏があげなよ。」
もれ「じゃあ、放っておこう。」
女子A「女子Cはなんで地下鉄とか知ってんの?」
女子C「この地図で見て。」
女子A「あんた!地図の見方わかるの!?」
女子C「さっき出町柳駅で鴨川沿いだから・・・。」
女子A「ふ~ん。わかんない。」
『正確には、わかろうとしてない・・・だな。』
女子B「女子Aって昨日の夜も女子Cにバカって言ってたよね。」
女子A「うん。」
女子B「女子Cのこと嫌いなの?」
女子A「嫌いじゃないけど、バカじゃん?」
信号でバスが止まった。女子Cは地図を持って運転手になにか聞いている。
女子Cが戻ってきて「三条京阪止まるって。」
女子B「じゃあ、そこから地下鉄か、歩くかだね。」
女子A「歩けばいいじゃん。」
女子C「地下鉄もあるよ。」
女子A「歩いたほうが判るんじゃない?」
『女子Cの方が正しいんだが・・・。』
女子B「男子A!三条京阪で下りるからね!」
男子A「お、おう。」
もれ達も三条京阪下車だ。
もれ「シッピン氏。こりゃ~下りますボタンは譲れネェな!」
シッピン氏はウケていた。
車内放送「次は三条京阪です。」
もれは素早くボタンへ手を伸ばしたが痛恨の押しミス!
シッピン氏は腹を抱えて笑っている。でもまだ誰も押してない。仕方なくもう一度、ボタンに手を伸ばしてボタンを押した。
下車して歩道に下りる。
女子B「男子A。ここから地下鉄か歩くかなんだけど。」
女子A「歩くよ!」
男子A「お、おう。」
女子C「地下鉄の方が早・・・。」
女子A「あんたもしつこいネェ!歩くの!」
現在時刻16:45からみて17時に四条烏丸集合なのだろう。
『三条京阪から四条烏丸まで15分はちょっと厳しいだろうな。道に迷わないことを祈るよ。』
もれ達も荷物を回収して本日の旅館、旅館こうろ(鴻・さんずいに慮と書く)へ向かった。
<つづく>