前日の続きです。

そして数日後、河合はクラスの女の子たちが何となく自分を避けて

いることに気づいた。

『なんだ?』 このころの田舎の小学生は色恋に疎かったので、特に追求もしな

かったようだ。ところが日ごとに女子の態度がエスカレート。河合が

側を通るだけで女子が不快な顔をする。

さすがに

「なんで俺の事嫌ってるんだよ。」

と仲の良かった女の子に聞いてみた。女の子は

「だって河合君って・・・。」

と言いづらそうにしている。

河合「はっきり言えよ。」 女の子「河合君、万引きの常習犯なんでしょ?」 河合「は?」 女の子「それに・・・低学年の子をいつもいじめてるんでしょ?」 河合「はぁ~?」 女の子「あれ?違うの?」 河合「ケンカはしても低学年の奴はいじめないよ。それに万引きな

んかしないよ。」

確かに中学時代、もれの知る河合は「弱い者」はいじめてないし、

万引きもしてなかった。ケンカっ早かったが・・・。

女の子は「やっぱりウソ!?なんかおかしいとおもったのよ。」 河合「誰がそんなウソを言ってんだ?」 女の子「汚口さん・・・。でも女子の間でも何かおかしいって話は

してたんだ。河合君達に対する悪口が多いから・・・。」

その当時、河合と仲の良かった前田(仮名)や星野(仮名)の悪口

も流れていたらしく、彼らも女子から敬遠されていた。

前田に至っては、

「授業中、う○こをもらして、そのまま帰りまでズボンの尻が膨ら

んでいた。家に帰る途中でパンツを川に捨てたが、近所のオヤジ

に見つかって職員室に呼ばれた。」

というとんでもないものであった。

※これは中学時代にわかったことだが、前田は実際にうんこを

もらしたことがあるらしい。(・・・。)

汚口がウソを言っていることが判明した翌日、女子は汚口を吊る

し上げていた。

「なんでウソを言うのよ!」

汚口は悪びれる素振りも見せずに

「あいつらが嫌いだから」

とだけ言ったそうだ。

その後、汚口は女子からも孤立していったらしい。

<つづく>