心の傷は、ふとしたときに呼び覚まされ、今でもわたしを苦しめる…。
忙しく毎日を過ごしているときには忘れているのに、現在のように無職だと思い出してしまう…。
思い出したくないから、わたしは全力で生きていたのかもしれない。
そしてそれがさらなる弊害を生んだ。
些細なことでキレられ、叩かれ、食事を与えられなかったこと。
それをまわりは見て見ぬふりをした。
助けてくれることはなく、ただ哀れむような目。
いつも自分を殺して、言いたいことは何も言えなかった時代。
大人しくて、惨めで、大嫌いな時代。
あの人の顔色をうかがうことがすべての生活。
病巣。
みんなの前で発表ができなくて、授業中ずっと立たされたことがよくあった。
立たされて、そのまま放置され、授業は進む。
自分を否定され、見せしめのようにされ、恥ずかしさや悲しさでいっぱいだった。
今の学校では、そのようなことはないと思うけれど、わたしの小学生の頃はそれが当たり前。
絶対あの頃には戻りたくない。
先生と呼ばれてたあいつらが大嫌いだった。
子どもの心に影響を与えている自覚がないのだから…
わたしの自尊心の低さ
わたしの自信のなさ
わたしは自分が嫌い
わたしは誰にも心を開けない。
すべてのベースは幼少期にあるのでしょう。
認められるために、バカにされないために、わたしは知恵をつけた。
年齢を重ねる度にズル賢さを身につけた。
誰もわたしに刃向かえないように。
だからわたしは自分勝手で優しくなかった。
強くなったと勘違いをしていた。
だけど、結局満たされることはなかった。
どれだけ誉められてもわたしはわたしを好きになることはなかった。
どれだけ努力しても、まだ足りない。
誰かに甘えることも頼ることもできない。
わたしの心は嘘ばかり。
自分を押し殺してきた。
成人しても、社会人になってもずっと。
とうとうわたしの心はバラバラに壊れた。
わたしは救われないんだ。
どんなに努力しても心の痛みが消えない。
痛い…苦しい…怖い…不安…
病気になったわたしを支えてくれたのは、わたしの心に傷を負わせた人だった。
結局、わたしはあの頃からは逃れられないんだと知った。
病気になったわたしを見捨てず、見守ってくれたからわたしは今生きている。
とても感謝している一方で、今わたしがこんなに生き辛さを抱えているのは、あの人たちのせいだという思いが消えない。
あの人たちから逃れるために頑張っていたのに、わたしは結局あの人たちの元へ戻ってきてしまった。
わたしはまた惨めで大嫌いな自分に逆戻りしてしまったのだ。
わたしは一体どうすればいいのだろう…と常に考える。
どうすればわたしはわたしを認められるのだろう。
ただ、大人になって分かったこと。
あの人はとても弱い。
あの人の心も傷だらけだったのだ。
だからあの人たちを許すこと、そして、過去を許すこと。
簡単にはできないけれど、そうするしかないのだ。
わたしとあの人は違う。
わたしはあの人のようにはなりたくない。
わたしはわたしが作っていくしかない。
わたしは自分の弱さと力の無さで、大事なものを守ることができなかった。
だから強くなりたい。
心の傷も笑って話せるように。
仕事が決まったら、またひとりで歩いてみたい…