
主人公はブラック会社で働く青年。
「さよなら」と彼女からLINEがくるのですが、この手の内容は4回目。
彼女は自殺願望があるらしく、彼女と出会ったのもマンションの屋上だった。彼女は「死神」が見えるらしく、それは理想の姿形だそうで
「死神」を見ている彼女に嫉妬していた主人公。そんな彼女の行動に「疲れてしまった」主人公が
感情的になり「僕も死にたいよ!」と。その言葉を聞いて彼女は笑った。
彼女は止めて欲しかったのではなく
連れて行きたかったのだ。そして二人は夜に駆け出した。
今って、ダークストーリーが流行る時代というか、明るいだけのものをみんなが選ばない時代になってるなって、すごく感じているんです。そんな時代の背景と、『夜に駆ける』の『ハッピーに思えるんだけどものすごくダークな部分がある』というところが、今の若者に刺さってくれたのかなとは思います」(Ayase)
「私もそこは共感していて。最近の傾向として、落ち込んだり悲しいことがあったときに『大丈夫、頑張れ』って背中を押してもらうような曲よりは、同じだけ悲しんでダークなものが重なり合う部分を持っている曲を聴くことで勇気を持って前に出れたりするのかなと思っています。ネガティブになっている人に対して、ポジティブなものを出すよりも、ネガティブなものを出したほうがプラスになるっていう流れは、もしかしたらあるのかなと思います」
「やっぱり人って、日々人前に出るときに、どうしてもありのままの自分ではなく少しコーティングされた自分になってしまうところがあると思うんです。でも、表向きじゃない自分の心の中にずっとあるダークさやモヤモヤがあるはず。みなさんが日々生活している中での心の内側に触れられるのは、ちょっとダークなものなのかなって。勝手にそう解釈しています」(ikura)
もう嫌だって疲れたんだって
がむしゃらに差し伸べた僕の手を振り払う君
もう嫌だって疲れたよなんて
本当は僕も言いたいんだ
ほらまたチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
君の為に用意した言葉どれも届かない
「終わりにしたい」だなんてさ
釣られて言葉にした時
君は初めて笑った
君は優しく終わりへと誘う
沈むように溶けてゆくように
染み付いた霧が晴れる
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々に
差し伸べてくれた君の手を取る
涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく
繋いだ手を離さないでよ
二人今、夜に駆け出していく
