夕べ なんとなく
サチに「今まで付き合った人って何人居る?」って 聞いてみた(笑)
サチは「う~ん、7…6人かな。ちゃんと付き合うって形になったのは」
って答えてくれて
ちゃんと付き合う形になったのは?
むむむ?
「ちゃんと付き合わない形ってのもあるの?」
「う~ん、なんていうか…簡単に言えば一晩限りってやつ」
「えー!サチにもそんな経験があったの!」
「大昔だよ、あの頃は若かった~」
それから
その時のエピソードみたいなものも聞かせてくれて
「俺もその頃は若かったんだよ。青春真っ盛りですよ」
って、サチ。
正直
エピソードについてはどうでもよかった。
昔の話だし。
まぁ、あのサチにもそんな経験が、って軽くショックはあったけど(笑)
(それに「友達とはそんな関係にならない」って言ってたサチがー!)
ただ
なんか
それからわたし
何かが引っかかってしまって
笑えなくなった。
お風呂に入って
この引っかかりはなんだろうって考えた。
そしたらわかったんだ。
「あの頃は若かった」
サチの言葉。
それが引っかかったんだ。
わたしの若い頃は
「あの頃は若かったから」
なんて言って片付けられるような代物ではなく。
どんなに逃れようとしても
どんなに泣き叫んでも
どんなに殺そうとしても
消えてくれることのない、現実。
わたしには
「青春」なんて言葉を使えるような
淡く甘酸っぱい時期なんて、なかった。
気付いたら
ずっと
強制的に
薄暗い沼底に突き落とされていた。
以前、サチが
例の「もうひとりの娘」のことで
「その場に俺がいたし、その娘のこと何とかしてやらなきゃって思ったんだ」
って 言っていたことがあった。
そのときも わたし
自分の過去に 囚われた。
わたしには だれもいなかった
手を差し伸べてくれるひとなんて
いなかった
ばかだね。
サチの若い頃と
わたしの昔と
比べたって何の意味もない。
なのにわたしは
過去のわたしに今も囚われたままで
思い知らされる。
そう言えば昔、友達にこんなことを言われたことがある。
「周りが学生時代の思い出話になると銀子はものすごく寂しそうな顔をする」
そうだね。
わたしの昔。
わたしの過去。
わたしはまだ
乗り越えられていないんだ。
そして
「若い頃」を笑って思い出せるひとたちが
うらやましいんだ。
サチに「今まで付き合った人って何人居る?」って 聞いてみた(笑)
サチは「う~ん、7…6人かな。ちゃんと付き合うって形になったのは」
って答えてくれて
ちゃんと付き合う形になったのは?
むむむ?
「ちゃんと付き合わない形ってのもあるの?」
「う~ん、なんていうか…簡単に言えば一晩限りってやつ」
「えー!サチにもそんな経験があったの!」
「大昔だよ、あの頃は若かった~」
それから
その時のエピソードみたいなものも聞かせてくれて
「俺もその頃は若かったんだよ。青春真っ盛りですよ」
って、サチ。
正直
エピソードについてはどうでもよかった。
昔の話だし。
まぁ、あのサチにもそんな経験が、って軽くショックはあったけど(笑)
(それに「友達とはそんな関係にならない」って言ってたサチがー!)
ただ
なんか
それからわたし
何かが引っかかってしまって
笑えなくなった。
お風呂に入って
この引っかかりはなんだろうって考えた。
そしたらわかったんだ。
「あの頃は若かった」
サチの言葉。
それが引っかかったんだ。
わたしの若い頃は
「あの頃は若かったから」
なんて言って片付けられるような代物ではなく。
どんなに逃れようとしても
どんなに泣き叫んでも
どんなに殺そうとしても
消えてくれることのない、現実。
わたしには
「青春」なんて言葉を使えるような
淡く甘酸っぱい時期なんて、なかった。
気付いたら
ずっと
強制的に
薄暗い沼底に突き落とされていた。
以前、サチが
例の「もうひとりの娘」のことで
「その場に俺がいたし、その娘のこと何とかしてやらなきゃって思ったんだ」
って 言っていたことがあった。
そのときも わたし
自分の過去に 囚われた。
わたしには だれもいなかった
手を差し伸べてくれるひとなんて
いなかった
ばかだね。
サチの若い頃と
わたしの昔と
比べたって何の意味もない。
なのにわたしは
過去のわたしに今も囚われたままで
思い知らされる。
そう言えば昔、友達にこんなことを言われたことがある。
「周りが学生時代の思い出話になると銀子はものすごく寂しそうな顔をする」
そうだね。
わたしの昔。
わたしの過去。
わたしはまだ
乗り越えられていないんだ。
そして
「若い頃」を笑って思い出せるひとたちが
うらやましいんだ。