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【more records】

<多種多様なスピリチュアル・ミュージックの世界>

more recordsがオススメするスピリチュアル、ワールド・ミュージック。
伝統音楽、民族音楽が用いられる事が多く、難しくとらわれがちですが音楽のルーツの流れを感じさせる心地良い音が多いのも特徴。
これを機会にどっぷり世界観に浸るのも良いですよ!



【David Darling & The Wulu Bunun/Mudanin Kata】

台湾の山岳少数民族、ブヌン族。ハーモニーの原型ともいえる彼らの素朴な合唱と、名門ECMからの
リリースでも知られるDavid Darlingのチェロ、そして台湾奥地でのフィールド・レコーディングとの
奇跡的な出会いの1枚。

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そのブヌン族の歌は、複雑で精緻な、現代の音楽とも類似する部分を持った8部合音のハーモニーで、
民俗音楽者の音楽起源に関する研究においても国際的に注目されており、それまでの「楽曲の起源は単音を基調としてより複雑なアレンジに発展していった」という学説を覆すものです。
今作は、そんな彼らの歌い手達の歴史と、チェロのパイオニアであるDavid Darlingによる素晴らしい音とを結びつけ、再解釈を与える事により古代の伝統の中に息づく魂を蘇らせています。
ボアダムスYoshimiやカヒミ・カリィも絶賛、アンビエントとしても堪能できる名盤。




ネットショップ→http://more-records.shop-pro.jp/?pid=38229158




【Madina N'Diaye/Bimogow】

アフリカで最も美しい音を奏でる楽器、コラ。最高のコラ奏者トゥマニ・ジャバテに師事し、マリの伝統文化の中でもおそらくただひとりの女性コラ奏者であるマディナ・ンジャイによる作品集。

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アフリカの民族楽器の中でも最も美しい音色を持つとされ、ハープやギターの原型といわれる楽器、コラ。この楽器は21本の弦とヒョウタンを半分に割ったものに牛やヤギの皮を張ったボディを持っています。
コラを演奏するのは世襲制の職業音楽家で、グリオと呼ばれる人々です。グリオは単に楽器の演奏をするだけではなく、歴史上の英雄譚、遠方の情報、各家の系譜、生活教訓などをメロディーに乗せて人々に伝えることを本来の目的としています。
文字のなかった時代、その知識量の豊富さから王の側近などに取り立てられるるなど、人々は畏敬の念を持って接していました。現在でも女人禁制の風潮が強い中、マディナのような女性コラ奏者はきわめて稀であり、同じマリ共和国出身でグラミー賞も受賞したコラの巨匠トゥマニ・ジャバテの教えと助力があったにせよ、彼女自身も逆境の中相当の苦労をしてコラの奏法を体得したと言われています。
彼女は数年前に失明するも本アルバムを完成させ、地元マリ、元宗主国のフランスで喝采を浴びています。カリプソのように陽気な曲調と美しいコラの音色、ハイテンションな女声コーラスの組み合わせは彼女の作品に独自なもので、女性ならではの感性で奏でられるコラ作品は、おそらく現在このアルバムでしか聴くことができないものです。




ネットショップ→ http://more-records.shop-pro.jp/?pid=39677187





【Alejandro Franov/CAMPAQUI】

アルゼンチン音響派の重鎮アレハンドロ・フラノフによる約2年ぶりのオリジナル・アルバム!歌声を封じ、まるで悟りを開いたかのように瞑想的でスピリチュアルなアンビエンスを聴かせる!

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「アルバム・タイトルとなっている“チャンパキ”とは、アルゼンチンの中心に位置するコルドバ州にある海抜2,790mの山のことで、フラノフはその山々や周辺に広がる豊かな自然から様々なインスピレーションを受け、今回のアルバムを制作するに至ったといいます。(その風景は今回のジャケット写真にも使われています。)シンセ、ゴング、笛などの多様な楽器による幻想的なドローンが静かにたゆたうアンビエンス作品で、これまでのアルバムと比べても一際メディテーショナルな世界観を持っているので、今作は特にアンビエントのリスナーにおすすめです!」



ネットショップ→ http://more-records.shop-pro.jp/?pid=53300357





【Flavia Coelho/Bossa muffin】

リオデジャネイロ出身で現在はパリ在住、14歳のころからステージに立ち、ブラジル中を旅しながらサンバ、ボサノヴァ、ショーロからフォホーやパゴーヂなどのノルデスチ音楽まで幅広く吸収し、奥深いブラジル音楽の多面的な魅力をその肌身に沁み込ませてきたシンガーのフラヴィア・コエーリョ。

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デビュー作となる今作、サンバやボサノヴァの焦がれるようなサウダーヂ・フィーリングとノルデスチ音楽のアーシーなリズムを、軽快なレゲエやアフリカン・ヴァイブスとミクスチャー、パリの小粋なエスプリを注ぎ込んでボーダーレスなコスモポリタン・サウンドへと仕立て上げた快心の一枚!
国籍・国境を越えた豊かな音楽経験に裏打ちされた絶妙なクロスオーバー感覚と生来のソングライティングのセンス、屈託のないうた、異国特有の郷愁、躍動的なリズムが混然一体となった、フレッシュでエネルギーに満ち溢れたアルバムです。




ネットショップ→ http://more-records.shop-pro.jp/?pid=44648275





【Wu Fei/A Distant Youth】

優雅さとピンと張りつめた緊張感ある音を奏でる中国伝統の楽器、古筝(こそう、グーチェン)、そしてしなやかさと妖しさを持つ自身による女声ヴォーカルが冴える中国/北京出身のWu Fei(ウー・フェイ)による2007年発表の1stアルバムが再発!

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本作は2007年にイタリアのアヴァンレーベル、フォレストヒルからリリースされたもので、即興と作曲、両方の要素を含み、後にジョン・ゾーンのTzadik Recordsから2ndアルバムがリリースされる理由も分かるほど、HENRY COWのフレッド・フリス全面参加のアルバムです。加えてヴァイオリン奏者カーラ・キールステッドも作曲に関わり、本アルバムを豊かな内容にしています。フレッド・フリスらとの共作となる楽曲も多いのですが、中国の伝統的な楽器「古筝」による演奏はアジアの景観を聴く者の脳裏に映し出しまし、メロディを踏襲しながら、フリージャズにも影響を受けた現代的な解釈も積極的に取り入れた民族/伝統音楽の最新アップデート版、ニュースタンダードといえる作品です。
本人自らの妖艶なボーカルも素晴らしい!




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【Richard Crandell/Essential Tremor】

アフリカ南東部ジンブバブエ/ショナ族の民族楽器「ムビラ」(別名カリンバ。親指で弾くことから親指ピアノの愛称でも親しまれている)によって奏でられた至福の音楽集。

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かつてはギタリスト、ピアニストとして活躍していたが、2000年の初め頃、急に本作のタイトルでもある「Essential Tremor」(本態性振戦=突然、手の震えなどが起きる症状)に犯され、さらにムビラに傾倒していったRichard Crandell。
TZADIKからの2作品でここ日本でも瞬く間に熱狂的支持を集めていて、過去2枚の作品の延長上にある
本作は全曲本人が作曲したもので、ムビラ自体にコンタクトマイクを付け、ループペダルと組み合わせて独奏主体の演奏を聴かせます。
その楽曲は透明感に溢れ、シンプルでありながらも奥深く様々な表情を見る彼にしか到達しえない
アメリカン・ミニマル・ミュージック。
郷愁感に溢れた普遍的サウンドは、ジャンル問わず全ての音楽ファンに大推薦です。




ネットショップ→ http://more-records.shop-pro.jp/?pid=38229310