「とわの庭」小川糸
「朝が来る」辻村深月
「風に舞い上がるビニールシート」森絵都
どの本も情景も感情もみずみずしくてとても良かった。
特に不妊治療の末に養子を迎えた夫婦と、その夫婦にこどもを渡した小さなお母さんの話「朝が来る」は、上海で1人で不妊治療をしていた時の自分と重なってあの時の焦りや辛かったことを思い出した。
自分は嫌なことは結構忘れてしまう方だと思う。
夫が韓国に異動が決まった時、日本の病院で精子凍結して私は日本に残って不妊治療する考えもよぎったけど、結局韓国について来ました。
でもやっぱり韓国に馴染めなくて、しょっちゅう1人で日本に帰っていました。
その時は、妊娠して私だけでも日本に帰れたらどんなに良いかと思ったりもして。
それもだんだん波が引くように諦めがついていって、夫と2人の今後も前向きに考えるようになっていた矢先に、妊娠。
不妊治療をやめて一年以上経っていたし、こっちに来て特に何にもしていなかったので、キムチのおかげかもと半分本気で思っています
ずいぶん話が逸れたけれど、自分の感情を忘れがちなので備忘録として。