全国の紬展最終日の昨日は
ようやく日中気温が10度を超えて暖かく感じました
結城ちぢみの片菊柄が素敵と着装して下った
Kさん
よそゆきの感じで袋帯と合わせて
帯を変えて
型絵染めの帯と合わせて
釜我敏子作 あやめの柄
釜我敏子さんの作風はたれが無地なのが特徴的です
野の花を見て心が突き動かされた時にのみ作品を作り続けた釜我敏子さん
ネットより画像拝借
芭蕉糸を緯糸に織り込んだ生地に顔料で染めています
独特の細かい格子状の凹凸感のあるシャリ感のある生地ですが、この生地にこだわっていたとのこと
45年間、作品を作り続け、今は引退されていますのでとても希少価値があります
新品では中々見ることも手に入れることも出来ないとのことです
夕方から急にいらして下さったF様
昨年も着装された芭蕉大島の茶屋辻柄の訪問着がやはりいいねーと見ていかれました
芭蕉糸を織り込んだ芭蕉大島訪問着(茶屋辻柄)
しょうざんの袋帯と合わせて
重要無形文化財保持者の平良敏子さん(昨年101歳で逝去)の芭蕉糸を使っている大島なのでこちらもとても希少価値があるとのことです
平敏子さんは前日までお仕事をされて
いつものようにお布団に入り、眠ったまま
永遠の眠りに、、、とのことです
理想的な人生ですね
昨年は他にもご高齢の多くの作家が惜しまれながらも世を去りました
でも作品は残り続け、語り継がれていきます
ご冥福をお祈り申し上げます