福井県のあるペットショップが犬猫の展示販売方式をやめたという記事を読みました

飼育放棄につながりやすい衝動買いを減らすためとのこと

しっかりしたブリーダーを紹介して、厳選したペットフードや用品、飼い方や躾のフォローなどに力を入れるとのこと

Yahooニュースより↓↓↓
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6291448


こんなショップが増えたらいいなと思いました


今から約10年前
我が家の愛犬れんも飼育放棄犬でした…

まだ二十歳そこそこの若いカップルが飼っていたそうですが、破局を迎えた時にれんは置き去りに…

友達が家に連れてきてはみたけど、やはり飼育は全く出来ず

結局、実家のお母さんがとりあえずお世話することに。

その方がれんれんの昔からの知人でした

知人は一人住まいでしたが、身体の大きいダックスフンドのオスを既に2匹飼っていました

小さいれんは、勢い余る2匹に毎日首をを引きずられるようにお散歩していたそうです(もしかして異常な散歩好きと健脚はこの時の影響?)

そのため、れんはメスなのに今も足をあげておしっこします


その知人は…決して悪気はないようでしたが、一度も予防接種に行っていないとの事でした…

3匹ともトイレトレーニングはせず、ウン〇はなるべく夜のお散歩でさせて、日中はゲージにリードを短く繋ぎ、足が届く範囲にシート敷いて、留守番させているとのことでした

そうしないと、家中でおしっこされてしまうからと…

多頭飼いは次第に大変になり、チワワを貰ってくれそうな人を探していたのです

そうとは知らず、海外旅行に行く間、預かって欲しいと言われ、チワワちゃんならと軽い気持ちで引き受けたのでした

そうしてゲージに入った状態でやってきたのは、れんが2歳の時でした

我が家にきた時のれん  2歳


あちこちタライ回しされ、散歩以外は短いリードに繋がれっ放しだったれんは、とても落ち着きのない犬でした

知人にはどこでもオシッコしてしまうので、くれぐれも首輪を短くゲージに繋いで、周りにシートを敷いてね!!と言われました

一日目
寝る時はゲージの中に入れて足元に。

一晩中、中でクゥクゥ鳴いてガタガタ音を出していました。出たがっているのはわかりましたが、出してあげるわけにもいきません

朝起きるとゲージの中で食いちぎられたシートとウンチやオシッコまみれのれんがいました

翌日、寝る時はゲージの扉を開けておいたのですが、自分の何倍もあるゲージ(ストッパーもかけているのに)を首の力で引っ張り、ドスコイドスコイ!!とすごい力で動かして、お布団に近づいてくるのです

まるでばんえい競馬犬のようでした

必死にスキンシップを求めているのがわかるのですが、首輪を外してあげられないのが悲しかった)

ばんえい競馬

二晩そんな状態でほとんど寝られず…

2日目はもうギブアップ状態でした

室内で犬を飼うってこんなに大変なんだ…と思い知りました

しかし、泣いても笑っても知人は遠い南国の彼方でバカンス中。放り出すわけにもいきません

はからずも野生児れんとの格闘の日々が始まったのです…

自称ヘレン・ケラーとサリバン先生物語です

まず、ゲージの中で排泄することを身体で覚えさせるため、オシッコをした時に思いっきりほめてほめて褒め殺すことにしました

でも、もう2歳になっていたので、習慣を変えるのは大変です

失敗しても叱らないで、サリバン先生のように根気よく何度も繰り返し繰り返し教えました

オシッコをしたら身体中をさすって抱きしめて、ほめることに専念しました

少しずつわかってきてくれて、ゲージの中で排泄するようになりました(まさに「Water!!」笑)

そうなると、首輪を外して日中も夜も自由にスキンシップできるようになり、れんは驚くほど落ち着いていきました


知人は帰国してからもしばらく忙しさを理由に迎えに来ず、すっかり情が移ってしまった頃に貰ってくれないかと言ってきました…そうだったのね

しかし…いざ本当に飼うとなると、将来に渡り大きな責任が出てくることなので、一ヶ月以上考えさせてもらいました

いろんなことを考えましたが、、、日を追うごとに可愛くて…

飼うことを決断しました

それが愛犬れんとの出会いでした

2歳の暴れ馬だったれんは

8/1で12歳。早いものです

10年間はあっという間でした

今は過保護犬か…

旅行にもたくさん行ったね



6歳の頃のれん


れんは家族にとってかけがえのない癒しの存在となりました。今もそうです

もうすぐ12歳になるれん

ペットを飼うのは大変なこともたくさんありますが、それ以上に幸せもたくさんもらえています

れんと出会えて良かったと心から思うし可愛くて仕方ありません。本当に感謝しています


でも、、、、


自分が飼っていながら、こんなこと言うと偉そうで申し訳ないのですが、やはりペットは誰でも安易に飼えるわけではないと思っています(れんれんも最初はギブアップしそうになりましたし)

ペットを飼うとある程度のお金がかかります。躾や散歩に時間を奪われます。病院通いやシニアになれば介護が必要になり、最後まで看取る覚悟も…必要です

家の中で飼う場合はウンチやオシッコの粗相もされるし、旅行に行く時は預けなければいけません

そんな大変さから、飼育放棄されてしまう犬猫が多いという現実を考えると

飼う前に(買う前に)ちゃんとマイナス面も教えてくれて、アフターフォローに力を入れるこの福井のペットショップのようなお店が、今後増えてくれたらいいなと心から思います


今日はひとりごとがすっかり長くなりまして、すみません

最後まで読んでいただき、ありがとうございます

無事に12歳になれますように