今日は札幌市内の小学校の
卒業式です





が…







外は朝から寒い雪が降っています


当事者の方々は大変ですね

PTAの役員のW様も
来賓として出席されます
昨年から着方教室に通われていますので
今日は訪問着を着て行かれます





でも新しい袋帯なので
少し不安とのご相談を受けて
昨日、マンツーマンで2時間ほど
猛練習しました





もともと
綺麗に着たい!気持ちとそのセンスがあり
とてもガッツのある方なので
心配はないのですが
初おろしの帯なので
不安を取り除くための練習でした

このW様が昨年
教室に通い始めた頃は
たくさんの不要な和装小物が
びっしりと
カバンに詰まっていました
何が必要で何が不必要なのか??
わからないので
とりあえずお持ちになっていたのです
とてもわかります
自分も始めはそうでした
我が家の和ダンスの奥に
母から持たされた
たくさんのよく分からない和装小物が
ひとまとめになって長年入っていました

自分の持ち物の中で
そこだけがいつも
ミステリーゾーンでした





これでいいのか…

日本人に生まれてきたのに
日本の民族衣装について何も知らぬまま
歳を重ねて棺桶に入る時に
後悔しないかな…
とまで思いましたの

それが今から15年前に
着物を習い始めるきっかけでした
W様も同じです
?マークだらけの小物の塊はなくなり
今は、必要な小物と
予備の腰紐だけが
整然と着物バックに収まっています
それを見た時に
改めて感動しました

着物を知らなかった時と
知っている時の違いが
そこにはっきりと見えるからです
そのことを伝えましたら
W様も嬉しそうでした

そして
着物を着始めた時にポツリと
「着物を自分で着られるって
素敵なことだなぁ~!!って思う
」

って仰って下さった言葉が
すごく嬉しかった





着物は決して安いものではありませんが
長年着ることができるので
その都度流行のスーツや靴や
ジュエリーに悩むこともなく
毎回コストゼロで
しかもその場の品格を上げる衣服となります
長い目で見ますと
とても経済的なのです
ですから
最大限に活用して欲しい
出来れば自分で着て欲しい
それを楽しんで欲しい

それがウィルスタッフ全員の偽りのない
信条ですので
お客様から自然に溢れたその言葉は
凄く嬉しい

これからも
様々なイベントでその着物が役立ち
お子様達の心に着物姿が想い出として残り
自然な形で日本の文化が
受け継がれていってほしいなと
思います
長くなってごめんなさい
お読み下さり感謝します



本日
ご卒業される皆様
本当におめでとうございます



あいにくのひどい天候ですが
それも含めて
想い出に残る門出の日となりますように


