今日は皮膚科に行く。
今でこそ もち肌のモッチーと
誰も呼んでくれないので、
仕方なく自分で呼んでるくらいに
お肌ツルツルな私だが、
学生時代はアトピー性皮膚炎に
けっこう悩まされていた。


それが、もうだいぶ前になるが、
皮膚科の先生が、


「これ、最近発表されたばかりの新薬なの
 (先生は女性である)。
 使ってみましょう。いっひっひ
 (笑ってはいなかったか)」


と、怪しげな新薬に変えてから
すっかり良くなった。
新薬と相性が良かったらしい。
いまでは1カ月に2~3回
ちょこちょこと塗るぐらい。


しかし、この新薬の注意書きはちょっと怖い。
1.皮膚に傷があるところには塗らないこと。
2.1回に塗る量は5g(チューブ1本)まで。
3.妊婦または妊娠の可能性のある方は
  塗ってはいけません。
4.使用中の授乳は避けてください。
5.塗った直後には、かゆみがでたり、
  ほてり感やヒリヒリ感などの刺激感が
  起こることがあります。
6.薬を塗っている部位は、できるだけ
  日光を避けるように心がけて下さい。


たまたま私が妊娠していなかったから
良かったものの、
もし妊娠してたら危ないとこだった。


まったくオチオチ妊娠もできないや。

常務がのたまう。
「よくわかりました。
 ただですね。
 せっかくウチの会社に入社されても、
 けっこう辞めて行かれる方も多いんですよ。


 理由としては2つぐらいありましてね、
 まず1つ目は
 コミュニケーションがうまくとれない方ですね」


「コ、コ、コ、コミュニケーションには
 自信があります。
 大丈夫です!」


「そうですか。
 2つ目はですね、
 やはり体力的な問題ですね。
 ウチは拘束時間も短くはありませんし、
 忙しい時期は深夜に及ぶこともありますから。
 体力的にはどうですか?」


うわ~。なんじゃこりゃ。
だまって聴いてりゃ、
ネガティブ情報が満載じゃないか。
しかしそんな贅沢は言ってられん。
ネガティブ情報を伝えてくるってことは、
採用するつもりがあるってことだっ。
チャンス!
と思うしかない。


「ハ、ハイ。
 わたくし、高校時代は柔道部でしたので、
 体力的に劣るということは
 ないかと思います」


「ほっほーうっ
 柔道部だったんですか。
 なるほどなるほど。それなら。うんうん」


この日一番の好反応。
まさかこんなことで好反応を得られるとは。


こうなったら、
高校時代の公式戦通算成績が
3勝3敗(内、不戦勝2回)、
腰に光るは 純白の帯
だってことはトップシークレットだ!


帯を墨汁に漬けておこう。

教育系の会社の二次面接、
すなわち最終面接におもむく。


15分前に着き、会議室へ通される。


一人で待つ。時間になったが誰も来ない。


しかし、ここで油断してはいけないぞと思う。
監視カメラかマジックミラーが仕掛けてあって、
待っている私の姿を
こっそり観察している可能性だって
無いとは言えないのだ。


あっ 貧乏ゆすりしてる。
コイツは落とすべし!
とか言われてたらオシマイだ。


そこで、背筋をピンと伸ばし、
これ以上ないくらい
知的な風を装って静かに待つ。
監視カメラでもマジックミラーでも、
どっからでも見てちょーだい!


しかし、
装っているのにも飽きてきて、
姿勢もフニャっとなってきた頃、
ちょっと恐めの おじさんが入ってくる。
この人が常務らしい。


緊張でまた背筋がピンと伸びる。


「お待たせいたしました。
 では、さっそくですが、
 自己紹介もかねて、
 まずあなたの経歴をお聴きしましょうか」

どっから話していいのか分からず、
幼稚園から話そうとすると、
もっと先からと促されて焦る。


その後、、
自分がいかに教育分野に適性があるかを
ヒッシにアピール。
根拠は特に無いが、とにかく向いているのだ。


常務は静かに聴いていた。
そして、ついに口を開いた。


続く。

人材紹介担当者から連絡。
社会人向けに研修などを行っている
教育系の会社を紹介される。


以前にもらった求人票の中に
入ってはいたのだが、
社会人向けの研修とか言われても、
ピンとこなかったので
エントリーせずに放っておいた会社だ。
この会社を改めてお勧めということらしい。


業績も伸びてます。
企業研修などのクライアントには
大手が多いようです。
とかゆー話の後に担当者が一言。


「女性の多い職場のようですよぉ」


ん?なんじゃその いかにも
「おいしいでしょ?」
と言わんばかりの一言は。


まったく、
自分の人生を左右する
就職先の決定において、
私がそんなチンケなことを
考慮するとでも思ったのかい。
甘くみてもらっちゃ困るぜよ。


私は憤りを隠しながら、
そっと求人票の片隅に 二重丸を付け、
ばしっと言ってやった。


「ぜひ、応募でお願いしますっ」


なお、二重丸に深い意味はない。全然ない。

家のトイレがついに
ウォッシュレットになる。


最新式のトイレだ。
何が最新式かって言うと、
用を済ませて立ち上がると
センサーが反応して、
自動的に強力脱臭&水洗が
行われてしまうのだ!


快適。


でもさ、
このセンサーって
なんか恥ずかしいぞ。


トイレに見つめられてるみたいで。


「おっ 終わった?終わった?


 ちぇっ あいかわらず臭いな~
 強力脱臭ON!


 じゃー流すよ。
 いいね?


 ほぅれーいっ!」
ジャーーーーーーーーーッ


って感じ。


なんか照れんだよな~。


まっ
仲良くやってこーぜ トイレ君!