■■使用ギターのピックアップ・アクセサリー周りの研究■■ | Moran Siznaオフィシャルブログ「Gain=Face」by Ameba

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Siznaギタートーン研究会
第三回「使用ギターのピックアップ・アクセサリー周りの研究」


突然ですが、お待たせしました。
Siznaギタートーン研究会 第三回書きます!


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今回からギターの心臓部 ピックアップに入っていきます。
ピックアップにも色々なメーカーがあったり
オールハンドメイドで作る人も居たり様々です。


まずピックアップの基礎から~


エレキギターのピックアップを大きく分けると
2通りに分かれてきます。



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■シングルピックアップ

細長い形をしています。
構造上ノイズを多く発生しやすいのですが
独自の抜けの良い高域を持っています。

主にストラトキャスターに搭載されています。
イメージ的にはFender系



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■ハムバッキングピックアップ

四角い形をしています。
シングルピックアップが二つ並んだくらいのサイズで
シングルコイルより出力がありノイズも少ないです。
パワー・サスティーン・音の粘りなど力強いピックアップです。

主にレスポールに搭載されています。
イメージ的にはGIBSON系



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■その他

シングルコイルサイズで構造はハムバッキングや
シングルとハムの中間サイズP90というタイプ
9V電池を使用するアクティブタイプのピックアップなどなど
特殊なピックアップは沢山あります。
さらに特殊なサイズでJazzmasterサイズもあります。



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■ピックアップレイアウト&ピックアップセレクター

使用するピックアップを切り替えるパーツです。

シングルピックアップが3つや
ハムバッキングが2つ

色々なピックアップレイアウトがあります。
一般的な物を紹介します。


■3S (スリーシングル)

シングルピックアップが3つ
主にストラトなど


■2H (ツーハム)

ハムバッキングが2つ
主にレスポールなど


■2S (ツーシングル)

シングルピックアップが2つ
主にテレキャスターなど


■SH (エスエイチ)

フロントにシングル
リアにハムバッキングを搭載したギター


■SSH(エスエスエイチ)

フロントとセンターにシングル
リアにハムバッキングを搭載したギター


■3H(スリーハム)

あまり目にすることはないですが
ハムバッキングが3つ搭載された
かなりゴツく見えるギター。


この他にコイルタップと言って
ハムバッキングをシングルに切り替えできるタイプのギターなども
存在します。


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ギターを購入した時
各ギターメーカーオリジナルの
ピックアップを搭載しているのがほとんどですが
ピックアップを単体で販売している
有名なメーカーをリストアップしていきます。


■DIMARZIO

「ディマジオ」これは私観ですがFender系と関係が強いです。
勿論、相性も良いと思います。
ホームページに飛んでもピックアップの特性がより細かく
表記されているので選別する際も凄く役に立ちます。


■EMG

僕の中では青春の一ページEMG。
電池を使用するピックアップを多く発売しています。
EMG-SAやEMG81・85などなど。
アクティブピックアップの代名詞的存在です。


■FENDER

ヴィンテージスタイルのピックアップを多く発売しています。
フェンダーギター直結のピックアップなので
まずこのピックアップをよく知ることが大事だと思います。


■SEYMOUR DUNCAN

通称「ダンカン」
昔はダンカンが大好きでした。
倍音の出方やパワー感が凄く気持ちいいです。
このメーカーも一度試してみて欲しいです。


■VANZANDT

ヴィンテージピックアップのサウンドはそのままに
音を太くした感じです。
モダンででありながら枯れたサウンドを求めるなら
お勧めします。
僕はレスポンスがありまり好みではありませんでした。


■VOODOO

これはまだ試したことのない
ピックアップです。
オールハンドメイドで
高域の抜けが良いようと聞くので
機会があれば是非搭載してみたいな。。


■GIBSON

僕はギブソンを語れません。
でも昔レスポールスタジオを弾かせてもらった時の
パワーとコシは忘れません。
今、GIBSONで使いたいギターは335くらいかな・・


■TOM ANDERSON

高級機種「TOM ANDERSON」
以前、アルバムレコーディングの時
レンタルで使用しました。
ギター本体も勿論のことピックアップからも
高貴な倍音を醸し出してくれました。
Sugar時代の楽曲「骨と翅」の収録に使用



ちなみに僕が現在メインのストラトキャスターに搭載しているのは
下記です。


・ROBINⅠ→ DIMARZIO Virtual Vintage Solo Pro DP414×3

・ROBINⅡ→ DIMARZIO Virtual Vintage Solo DP404×3

・ROBINⅢ→ DIMARZIO Virtual Vintage Solo DP420×3


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全て
DIMAZIOの Virtual Vintage Soloシリーズです。
基本的に出力が高く音の粘りがありサスティーンを稼げるピックアップです。


現在、センターピックアップを
Red Velvet DP174 試験的に搭載。

凄く良い感じなので
多分採用します。



●ピックアップの高さ調整

凄くアナログな作業ですが
ピックアップのサイドネジを回しての
ピックアップの高さ調整は凄く大事です。

このピックアップ、イマイチ・・・と思っていても
高さを少し変えることで本来のポテンシャルを一気に発揮するモデルもあります。

弦とピックアップの距離が近くなればなるほど
音の立ち上がりが早く、高出力、サスティーンも伸びていきます。
でも近過ぎると共鳴してしまい逆にサスティーンが減ってしまうこともあります。
弦から遠ざければ出力は下がっていきますが、より抜けの良いタイトなサウンドを得られます。



●ピックアップの選び方について

ギターの心臓部でありながら試奏ができない代物です・・
必ず交換しなければいけないという訳もないですが
ピックアップの特性を知ることでギタープレイが飛躍的に伸びることもあります。
交換の際は必ず元付いてたピックアップを取っておいて
いつでも音を戻せる状態での交換をお勧めします。
交換してイマイチ・・・となっても落ち込まず
勢いで売り飛ばします!
売却したお金で新しいピックアップをゲットします。
(または最初から中古で購入するか・・・)

まぁ差額は勉強代として・・

一度お気に入りのピックアップが見つかると
一生の宝だと思います。



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■アクセサリーについて■


ギターを演奏する上で
エフェクター以外に
色々なツールやグッズがあります。
ギターの音を変化させる物
音程自体を変化させる物
メンテナンスに使用する物
音が飛び出すオモチャ。


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例えば下記のような物です。

●ツール

・スライドバー
・ギターカポタスト
・E-BOW
・電気ドリル
・弓


●便利グッズ

・クリック
・クリップ式チューナー
・湿度調整シート
・GUITAR TOOL(レンチ・ドライバー・ニッパー一括セット)
・ネックレスト(ギターベッド)


●小道具

・カオシレーター
・オトダマ君
・ドラムステック(ギターは叩く)


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●ツール 詳細↓



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■スライドバー

左手の小指または薬指に装着して使用します。
音程の取り方が凄く難しいツールですが
使いこなすと、ブルージーなフレーズから
奇妙キテレツなフレーズまで使い道は色々です。

ちなみに僕は小指装着派です。

ない場合はライターだったり
空き瓶だったりをこすりつけても同じようなニュアンスが出せます。

後、本当か嘘か分かりませんが
スライドバーの始まりブルースをやっている黒人さん達が
酔っぱらって瓶ビールに指を突っ込んで弾き始めたのが最初と
聞いたことがあります。

クレイジーですね。




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■ギターカポタスト

ネック側のフレットに装着することで
ギターのキーを変更できます。

弾き語りなど容易にキーチェンジができる道具として
使用されますが
キーチェンジできるだけでなく
本来実現不可能なボイシングフレーズも
弾けるようになったりもします。

アイディア次第で多種多様なフレーズ構築が可能になります。

さらにスパイダーカポという物もあり
一定の弦のみ開放できるなど

カポタストの可能性は無限大です。

でもライブ中よく失くすんだよな~




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■E-BOW

電磁信号を引き起こす
人工サスティナーです。
これを使用すると半永久的に音を伸ばせます。

青LEDが手元で光るので
かなりクールです。

モードが手元で2通り切り替えできるようになっていて
音色にも飽きません。



■電気ドリル

実家にいる頃
部屋で一度チャレンジしたことがあります。
ドリルからでる独特の信号で
トレモロ奏法のような効果を生み出します。
ケガに注意。


■弓

バイオリンの弓で
ギコギコ弾きます。
高い確率で弓がケバケバになって使えなくなります。
音は奇妙です。


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●便利グッズ 詳細↓



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■クリック

小型のメトロノームです。
KORGの製品が持ち運びにも便利だと思います。
完全練習専用機ギターにはメトロノームを
ギターブリッジに搭載しています。
昔、イヤモニのようなクリックがお気に入りでした。



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■クリップ式チューナー

最近、格段に精度が上がってきた
クリップ式チューナー。
こちらもKORG製のクリップ式チューナーを5つ持っています。
(常に全てのギター&ベースに付けている為)
ライブ時はなるべく外しています。
Fnederのロゴが隠れるので!



■湿度調整シート

ギターをハードケースに入れる際によく使っています。
湿気から守る為アンプケースにもよく入れます。
色々なメーカーがありますがやはりビーズタイプより
板のようなシートタイプが良いと思っています。
移動の際ビーズタイプが破裂した時は悲惨です。



■GUITAR TOOL(レンチ・ドライバー・ニッパー一括セット)

サウンドハウスで入手した
レンチ・ドライバー・ニッパーが一つになった
非常に便利なツールです。
メインボードの足元には常時これがあります。
ギターやエフェクターに何かあっても直ぐに対応できるので。

レンチでもギターの調整の場合、インチやミリなどのサイズ規格があるので
レンチ購入の際は確認してみてください

インチサイズ → アメリカ製パーツなど
ミニサイズ → 日本製パーツなど



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■ネックレスト(ギターベッド)

通称ギターベッド
弦交換やメンテナンスをする際
ギターを寝かせる枕?のようなものです。
Fender製のネックレストを頂いた際は非常に興奮しました。


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●小道具 詳細↓




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■カオシレーター

カオスパッドという指先の感覚で音程やニュアンスを操る
シンセサイザー&サンプラーです。
TIME SECTION# 時は結構多様させてもらいました。
ギターに直接回路として搭載する方もいるくらいで
その操作性と音源クオリティは素晴らしいです。



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■オトダマ君

音符の形をしたキャラクター
半分オモチャというかオモチャ

フレットレスリコーダーのような感じでしょうか。

オトダマ君の口をパクパクすることで
ピッチベンドが発生。

まるで歌っているようなニュアンスが出せます。



■ドラムステック

非常に使用する際はカッコ悪いです。

ドラムステックを持ってギターをペンペン叩きます。
意外と弦が振動するので音はなります。

コードを抑えながらペンペンで
トレモロ奏法のような効果が得られます。

何度も言いますがカッコ悪いです。


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■ギターケースについて■


ギターケース。
それはギターを守る為
そして、街をギターを持って歩いていて
そのギタリストはどういうギタリストか判断される重要な物です。
色・形・メーカー様々な個性が街で光りを放ちます。

ケースの種類を大きく種類を分けると
ソフトケース・セミハードケース・ハードケース
などがあります。


■ソフトケース

軽量で凄く持ちやすいです。
耐久性はないものの、収納ポケットが多かったり
様々なタイプが存在します。
一般的に街で持ち歩くのはこれです。

使用しない時も折りたたんで
片づけておけます。



■セミハードケース

ケースに型が入っていて型崩れせず
若干重量感あり、しかし耐久性は格段にあり
もし立てかけていて倒してしまっても安心感があります。

使用しないとき若干嵩張ります。



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現在、僕が愛用している
Reunion Blues のセミハードケースは3階からほおり投げても
ギターが壊れないという、動画がyoutubeにオフィシャルで掲載されています。


■ハードケース

タイプによってはかなり重い物があり・・
徒歩での持ち運びは困難です。

車移動やツアー時・長期保存の際はこれを使用します。
耐久性は一番ありますが収納スペースがあまり多くないタイプが多いです。

使用しない時はかなり若干嵩張ります。
部屋にあると困りますが、僕は積み重なったハードケースを眺めるのが
好きなので何も苦ではありません。



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そして。。街を歩くギタリストはケースとメーカーで
音楽ジャンル・人柄をある程度特定できる場合もあります。

ちなみにこれは僕の勝手なイメージです。



■ケース1

ESPのソフトケースで街を歩くギタリスト

髪の毛は派手な色でファッションにも手を抜かない。
70%の確率でサングラス
鉄鋼のビジュアル系ギタリスト。

または

黒いロン毛でウェーブがかかっている。
筋肉質な肉体が特徴。

鉄鋼のメタルギタリスト。

しかし上記のメタルギタリストの場合
メーカー名の前にケースの形で判断できるだろう。

異様に尖ったフライング、明らかなる変形。


■ケース2

Fenderのソフトケースで街を歩くギタリスト

世にいう草食系と呼ばれる部類で
メガネ率が高い。僕もここにカテゴライズされるのだろうか・・

ギターを持って歩くことに若干の辱めを感じる
初心者も多い。

楽器メーカーのTシャツやキャップを被っている
確率も高い。

高い確率で
エフェクターボードを持っている。



■ケース3

GIBSONのソフトケースで街を歩くギタリスト

GIBSONの場合ソフトケースではなく
レスポールシェイプのハードケースで歩いている人が多い。
ジェントルなハードケースを軽々と持ち上げ
ハードケースにはライブハウスのパスを張り
バンドマンオーラばっちり。

しかし、駅改札を通る時は目も当てられない。
何度も改札にケースをぶつけている光景が目に浮かぶ。
さらに以外に身長が低かったりもする。



■ケース4

自転車で街を走るギタリスト

ソフトケースであれば自転車移動は何も問題がないが
たまにハードケースで強行移動する
ガッツなギタリストがいる。
主に高校生が多い。

多分ハードケースに入った
ギターの高級感に酔いしれ
スタジオや友人宅でそれを開放したいのだろう。

でも気持ちが分かります。
僕も初めてハードケース付きのギターを
買った時はそうでした。

でも危険なのでやめましょう。



■ケース5

レフリィー(左利き)のFenderベースケースを持つ
どう見ても右利きの女子高生
ソフトケースのチャックには こんもりストラップ群
レフリィー用ケースを右で担いでいる違和感。


あれだ。。
『チームけいおんだ』

最近上記の番組のおかげで
楽器を持ち歩く人が増えて嬉しい限りではありますが・・

本来レフリィーを必要とする人の手に渡らない事態は
最低でも避けてほしいものです。



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■ノベルティとグッズ■


余談ですが
各メーカー面白いノベルティやグッズなどが発売されています。

特にFenderはその種類とバリエーションの多さに燃えます。

Tシャツや携帯ストラップなど もちろんのこと・・・


Fender時計・Fenderイス・Fenderリュック
Fender Zippo・Fenderグラス・・・などなど


とても楽器メーカーとは思えないほど
豊富なグッズが存在します。

一時期Fenderイスが欲しくて凄く悩みました・・
楽器屋によく置いてありますが

Fenderファンとしてはこういった物は凄くワクワクします。


これに座って
部屋でFenderのギターを持ちFenderのシールドを使い
Fenderのグラスで梅酒を飲みFenderのアンプで渋い音を鳴らす。


正に大人の時間
将来の小さい夢でもあります。


さらに
ユニクロとFenderがコラボすれば良いと思います。

Fender Custom Shop のロゴがプリントされているのなら
喜んで着ます。


逆にユニクロでFenderギターが売っていても良いと思います。
ファッションブランド「Fender」と肩書きがあっても


僕は「Fender」を受け入れます。



脱線しましたが
楽器メーカーの面白いノベルティグッズ情報があったら
教えてください。




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という訳で・・・


第三回終了します。


次回はいよいよ「ライブで使用のギターアンプ」について書いていきます。


それでは、


また来年お会いしましょう。




2011.12.04
Siznaギタートーン研究会







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