特に娘さんが生まれたら


一軒家に住んでください。


これまで事件内容入力してファイリングしていると共通点が見えてきました。強制わいせつや強姦される被害女児が集合住宅(もしくはマンション)に住んでいることです。


この記事の前2つも集合住宅に住んでいる女児でした。大阪で10人以上の小学生女児を強姦した柳本智也被告は休日は一生懸命、小学生の後をつけて女児の下校時間や帰宅時に保護者が在宅しているかなどを調べ、1年かけて狙った女児の行動を確認してから親が共働きで不在で女児が鍵を開けて1人で集合住宅に入る日を狙って押し入り強姦を繰り返しました。


千葉で起きた警官による10才女児強姦事件も集合住宅に住む女児でした。下校途中にあとをつけられて一緒に集合住宅に入り、エレベーター内で刃物を出して脅し、1時間以上10歳児を強姦しました。彼は警官ゆえに犯行しやすい場所やターゲットを同じ性犯罪者を聴取するうちにそこにパターンがあると知れたのかも知れません。



何故集合住宅に住む女児ばかりが狙われるのか。それは性犯罪者にとって非常にやりやすい狩場だからだと思います。エントランスにスタッフやコンシェルジュが常駐しているマンションは別です。1番狙われやすいのは県営住宅・都営住宅といった集合住宅。いわゆる所得が一定以下であったり、シングルマザーや低所得の人が優先で入れる格安の住宅です。格安ゆえにセキュリティがゆるゆるの上に、性犯罪者が女児を引きずりこみやすい茂みや大きな木、植え込み、死角が沢山あります。古い団地群も同様でしょう。次に比較的新めでありつつコンシェルジュのいない大型マンション。大型ゆえに暗い駐輪場やゴミ捨て場、非常階段など犯行に適した場所がいくつもあり、ナイフ一本で女児を死角に誘導できます。


集合住宅は大型であったり何棟もあり世帯数が増えるほど、皆お互いの顔も名前も知りません。関係が気薄でお互いがどのような職業かすら知らないでしょう。それはどうゆうことか。一緒にエントランスを通ったりエレベーターに乗られても、実は住民ではなく外部の性犯罪者だと気づけないのです。大型であるほど住人の入れ替わりが激しく、隣でなければ挨拶には来ません。2つ上の階の人が引っ越したなんて情報も来ないかもしれません。その為、見慣れない顔の人がいても新しく来た人かな?と特に子供は思うし違和感を感じられない日常になってしまいます。


性犯罪者はそれを良く知っているのです。最初は警戒されないよう挨拶でもして一緒にエレベーターに乗ったりして女児が降りて鍵を刺したとこで豹変です。

これがコンシェルジュがいる高級マンションであれば女児がオートロックを解除してエントランスを入ったときに、後ろからピッタリついて一緒に入る男がいればすぐ「失礼ですが何号室の・・?」と声をかけるでしょう。


常駐者がいないマンションは非常に危険です。誰も見ていません。


では閑静な一戸建ての住宅街だったらどうでしょう。しかも大通りに面しておらず、住民以外住宅内の道路を通るのは郵便や配達員だけ。


みんなそう思っているし、お互いの顔も家族構成も子供の学年もなんなら遊びに来る祖父母の顔も知っています。


昔こんなことがありました。


子供達が夕方住宅内の道路で縄跳びをしていると見たことのない中年女性が犬を連れてやってききました。その場にいた4人のお母さんたちの視線は一斉にその女性に向けられました。住宅の周りは大きな歩道があり、公園もあります。わざわざ住宅内に一回入ってまた大きい道路出るなんて何か意図がある。強盗の下見、誘拐?宗教勧誘のために事前リサーチ?

きっと子連れのお母さんたちは子を守る本能でそう思ったのでしょう。

お互い穏やかに会話を続けながらも、視線はその不審な女性に向けられたままです。全員が同じことを暗黙の了解で思い、ガン見して見逃さないようにしています。その女性は中型犬を連れているのに手ぶらです。暑い時期に犬用の飲み水も持ってません。


しばらくすると犬は一軒の玄関前に糞をしました。女性はスルーです。そこでお母さん達は一斉に大声で叫びました。

「何してるんですか!?キチンと拾って下さい!」


慌ててティッシュのようなものにくるみ逃げて行きました。


これ、犯罪者からしたら相当怖いのではないでしょうか。住宅街に足を踏み入れただけで即ソヨモノと判定され、一挙手一同全てガン見されるのです。そして大声ですぐ「何してるんですか!?」と叫ばれる。これほど犯罪をやりにくい場所があるでしょうか。


しかも、うまいこと隙を見て、女児が家に入る時に無理やり一緒に押し入ることに成功してもマンションと違い玄関前の住宅の住人がバッチリ窓から見ていたり、マンションと違い木造住宅なので悲鳴をあげられれば両隣に響く響く。赤ん坊の泣き声だってバッチリ聞こえる。


しかも不審者は狙いをつけた子を何日か尾行して親が共働きかどうか、家で留守番する曜日をチェックしたいのに住宅街に知らない男がウロウロしただけでお母さん方はすぐ通報します。泥棒の下見だと思うからです。一生懸命窓から不審者撮影してお巡りさん呼びます。


下見もおちおちできません。小児性愛強姦魔はこんなやりにくいとこに住む女児を諦めて集合住宅に住む女児にシフトチェンジするでしょう。


本当は道路上で連れ去ることも考えるでしょうが同時刻に帰る児童も多く、見守りもの先生や保護者もいて目撃者が多すぎるリスクを考えたらある程度学校から離れて友達と別れた後は1人で集合住宅に入る女児が1番リスクなく強姦できると犯罪者は知っているのでしょう。


どうしても集合住宅に住む理由があり、しかも帰宅時女児しかいないという状況ならば何度もお母さんと訓練するしかないと思います。


・お母さんがいるときもいない時も同じように同じテンションで大きな声で「ただいま!!」と入る。お母さんが中にいる時ですらチャイムは鳴らさない。いつでもウチはさっさと鍵開けて中に入るスタンスを貫き、いつがお母さんの不在日か悟らせない。


常に右手に防犯ブザーを持っていつでも押せる状態で下校し、後ろに男がついてきているか確認し、男がいた場合はできれば一度友達の家に寄らせてもらう→不審者通報してもいいし、寄ることでパターンが分からなくなって諦める可能性もあります。通報されるとしばらく警察が巡回するのでますますやりにくくなりターゲットを変更する可能性もあります。


ターゲットからはずれるようあえて不審な行動を子どもにさせる→人は不安に感じるものへは本能的に近づきません。驚いたりストレスを与えられると思うと無意識に避けます。電車で大声を出してる人がチラッと見えたらその車両には入らないでしょう。

女児には突然大声を出したり歌いながら帰って貰えば、性犯罪者は襲ってもすぐ大声出すタイプだと思う上に、いきなり大声出したり行動が読めないとターゲットを変えるかもしれません。

多分大人でも、夜道で痴漢が狙っていた女性が突然大声でUFO呼びだしたり、お経読んで髪をブンブン振り出したら「触りたい!」って衝動がしぼんでいくのでは無いでしょうか?


最後は子どもには可哀想ですが身の安全第一ということで超ベリーショートにしてしまいスカートをはかせない。


→すごく嫌がると思いますがそもそも目に留まらせない。ターゲットにさせないということですが中には男児狙いもいるので気休めです。


・最後の手段

万が一押し入られてしまったら、刃物を突きつけられる前に大声で「お母さん!」「お母さん」「火事だー!」

と叫ぶ。大声の時点でびっくりして逃げるかも知れませんが、「お母さん」というキーワードで犯人は自分の母の顔が浮かぶ可能性もあります。子供犯す息子に育てたことを嘆き悲しみ、産んだことを後悔する母の顔が。

子供はとっさに長い文章は思いつきません。簡単な文章で周囲に緊急事態を悟ってもらう必要があります。

「知らないおじさんが家に入ってきて押し倒されて刃物持ってます。110番して下さい」は無理です。

「助けてー!」でもいいですが、これだとアメリカのキティ事件のように女性が襲われて叫んでるのに声を35分聞いてるマンションの住人38人誰1人通報しないっていう同様のこともありえます。他人事ではなく、自分にも降りかかる危険である「火事」を連呼で警察消防に来てもらいましょう。


本当に最悪なことに襲われ始めたらひたすら「お母さんごめんなさい」を出来るだけ連呼するよう訓練してください。性的興奮してる中実母の顔をなるべく思い浮かべることで興奮を鎮めていただきましょう。「ごめんなさい」というキーワードでさらに犯人を揺さぶります。


しかしこんな性犯罪者想定してる訓練、学校でも家でもしないですよね。


少しでも事件の共通点から子供を守るポイントが見つかることを祈っています。