3月9日(水)
2021年に都内の超有名大学病院で、左の人工股関節全置換術を受けてから1年が経った。
手術が成功し無事に終わったと思ったのも束の間
術後1日目に、執刀医にカーテンの隙間から
「脚を延ばしたから。」と言われた。
この時から、両足で真っ直ぐ立つことができない脚長差2cm弱との闘いが始まった。
術後すぐに
脚長を短くする再手術を望んだが
この大学病院整形外科からは総意で断られた。
すぐやっていれば、まだ、骨とインプラントがbone ingrowth (生物学的固着)
していないので、インプラントの抜去は簡単にできたはず。
しかし、有名大学病院を離れてから、他で手術してくれる医師や病院を探すのに
時間がかかり、bone ingrowth が完成すると言われる半年が近づいてきた。
その頃になると、インプラントの抜去には大腿骨骨折をセットで心配しなくてはならず
リスクが高まった。
そもそも、再手術で脚を長くするのはやっても、
脱臼の危険が増す脚を短くする手術というのは
進んでやってくださる医師は、ほぼいなかった。
多くの医師が、
手術自体は成功しているのだから
それぐらいの脚長差は慣れるから諦めなさい、
というスタンスだった。
超有名大学病院のネームバリューに逆らう?ことを恐れる医師もいた。
どうしてもやるなら、と診てくださった医師からは
股関節で脚長2cmまでは直せないから、少しでも短くなるのでいいなら、とか
術後に長い間固定し、将来的にも運動が制限されるか、
大腿骨折(バラバラに)をして、股関節機能も落ちる、最悪歩行もどうなるか。
そんなリスクを承知の上ならという話をされた。
その先生のチームの先生方も皆再手術には反対されてもいた。
再手術で左脚を元の長さに近く戻し、
脚長の揃った身体になっても
ダンスや登山を諦めなくてはならないなら
何のための手術かということになってしまう。
右足にインソールを入れて普通に動けるのなら
このままでいいとした方がいいのだろうか、
障害?を受け入れられない自分が悪いのか。
悩んで悩んで精神的に追い詰められた。
そんな気持ちの中でも
毎日の歩行練習や筋トレは続けていた。
7月下旬には、
脚長差はあっても
インソールを入れての歩行は問題なく
3km程度の距離も歩けるようになっていた。
その間、右脚の脚延長の方も調べ、
都立病院にも行って相談したが
2cm以下の脚長差では骨延長手術はできないと断られた。
右の脚延長はないのか、と諦め、
リスクを承知で、左の人工股関節の再置換をして少しでも短くしてもらおう。
そう決断したのが、8月。
しかし、コロナで全てが狂った。
整形外科の病床が減らされ、決まっていた手術も全て無期延期になった。
その後、再び骨延長の可能性を求め都立病院に行ったところ、
そこの若い医師が
「骨延長界でも、2cm以下は相手にしないと言われているからここではできないし、
ほとんどの医師が断ると思うけれど
もしかしたら、大大先生なら
困ってる人を助けたいという考え方なので
受けてくれるかもしれない。」
と教えてくれた。
それで9月中旬に訪ねた今の病院で
大大先生は私の脚を見ただけで
レントゲンも撮る前に
右の骨延長手術をしてもいいとおっしゃってくれた。
そうして
わずか3週後に手術を受けることができた。
今の左脚は、
骨延長の右脚を支えて、必死に頑張ってくれている。
人工股関節置換したことを感じることはあまりない。
長く座っていると立ち上がる時に股関節に違和感があるぐらい。
しかし、傷跡はいまだに痒くケロイドは治っていない。
私の左のTHAを執刀した医師は
関節包(靱帯)温存術を行なっています。
今は都内の超有名大学病院は離れ、中部地方の主要都市の病院の股関節センター長をしているようです。
