4月7日(水)
今日はいよいよ診療情報提供書の宛先(セカンドオピニオン)の埼玉県の病院のC医師へ。
受付を済ませてまず驚いたのはレントゲンの指示が入っていますとのこと。
K病院で撮った写真のCDがあるにも関わらず。
そしてさらに驚いたのはまず両膝のレントゲン、それから腰(腰椎)、そして最後に、股関節を撮ったことだ。私が膝痛と腰痛を感じているのを知っているかのように。
あとでC先生に聞くと、「それは治療の基本です。」とのこと。
C先生は「何でも聞きたいことを聞いてください」と話を聴く姿勢。
そしてやはりベッドに寝て、脚長差や屈曲角度や股関節の動きを観察。
ちょっと歩いてみて、と診察室を出て、僕後から見てるからと。その後、階段も降りてみてと昇降の様子も見て下さった。
「今入れている補高だと足りないんだなぁ、杖なしで階段昇降もできるのね、よく回復してますね。」
現在の脚長差のデータを示すため、
K病院で撮ったレントゲン上で左右の小転子の中心まで垂線が入っているものを見せると、
「これはダメなの。左足が開いてるから角度違って比べられない。今日ウチで撮ったやつの方が角度揃ってるな。」と言って
レントゲン上に基準線の横線と大転子までの垂線を引くと、差は2cmと出た。
「これは僕が測ったんじゃないの、機械が言ってるの。」とのこと。(これも写真撮りなさい、といって先生のパソコン画面をスマホで写させてくれたのが下。)
今までK病院ではレントゲン上は1cm差と言われていたが、それは左脚を外に開いて撮った写真をチーム医が手計算して出した数字だった。
こうして正しく両足の角度を揃えて機械が計測計算したら、脚長差は2cmだとわかった。
K病院退院前に若い女性医師が測っても、退院後に飛び込んだ病院でも、寝て腸骨大腿骨頭からくるぶしの内側まで体を計測して脚長を比べると2cmの差だった。
やはり骨格上も実際の解剖学的脚長差は、1cmではなくそれよりもっと多いことを機械が証明してくれた。
このあと、同じ科の部長先生もこのレントゲンをちらっと見ただけで
「ああ、これはちょっとね。」とおっしゃり、脚長差の訴え、さもありなんという態度で、C先生と共に相談にのってくださった。
K病院では、レントゲンを見ても誰もそんな反応ではなかったのに。。
C先生は結局1時間近くもお話してくださった。
本当に血が通った人間としての診察という感じだった。最後には「患者さんのお役に少しはたてましたか?」とおっしゃって。
こうして手術後に訪ねて行ってお会いする医師達は、どなたも素晴らしい方ばかりだ。
それを夫に言うと
「おしかったな。手術終わってからいい医者に出会えて。」と言われた。
C先生のお話は、また詳しく書きます。
道が開けるかもしれない新しい提案を頂きました。