待ちに待った?朝食
黒糖パンとオムレツとスープ。
絶食後だし熱もあるしで、パンは1個にしておいた。

身体を拭いてもらい、レンタルのパジャマに着替える。そこへ主治医が回診にいらした。
「どうですかー」
―昨夜は5〜6回、痛み止めの点滴してもらいました。

「術後よくある事です。」


「タンツベアさん、やっぱボロボロだったよ。」
―ああ、骨が。手術して良かったです。

 

「関節が緩いんだ。関節包ものびちゃってて、働かないから引っ張ってギリギリのところで調節したの。」

「元々左脚が短かったから2~3cmぐらい伸びた感覚すると思う。」

 

ーその伸びた感覚は半年ぐらいでなくなると思いますが、本当の長さも同じになるんですか?

「それはならない。」



 

???!!


人工股関節術で両脚の長さが揃った話は聞くけど、もとはズレてなかったのが手術で差が出るなんて!!

何という事。
侵襲の少ない前側方アプローチで、軟部組織温存という術法に納得して、ここK病院のK医師を選んだというのに。
 

関節包温存にこだわったばかりに、脚の長さを揃えるという大事な条件が無視されてしまった。こんな事なら、関節包はすっぱり切って、前方アプローチでしっかりと脚長を揃えられる

F病院にすればよかった。。。

 

術前に整形のチーム医T先生が脚長を測りに来た時に聞いたら、左右の脚長差はないと言っていた。

それに入院前の3月上旬、iPhoneに入っている「ヘルスケア」アプリが自動計測した歩行の非対称性も平均3.3%、両脚時間も30%前後と、バランスの良い歩行状態だった。

 

だからなおさら、手術したがために脚の長さが変わるなんて、ととても不安になった。