鬱は理解されない。

なった事がある人は、そういう経験をした事があると思う。


当たり前の事が出来なくなる。


朝、普通に起きる事、
メールを送る事。

仕事でいえば書類を作る事。


身だしなみがどうでもよくなる。

注意力が散漫になり、何かにぶつかったり、
水道のじゃ口の閉め忘れなどが多くなる。

礼儀作法とか気にならなくなる。


会話をしていて、相手の言っている事を理解できなくなる。
会話がとぎれとぎれで、意思疎通が難しくなる。

文章の読解力等も落ちる。

仕事でミスが増える。


そして、あなたは出来ない人という評価をされる。


なぜ、できないんだ。


できないんです。



やらないだけだろう。

やるきがないだけだろう。

鬱を言い訳にするな。



鬱になって、思考力や判断力が落ちるという事は、
骨折した腕で、20キロの荷物を持つような事だ。


だから、できないという表現を使う。


しかし、それを理解する人は少ない。


極論は、
鬱になった事がない人には
鬱を理解する事はできないと思う。


でも、例えば、男性が
生理痛の女性を慮る事ができるように
自分が経験できないものへの思いやりを持つことができると思う。


そういう人は少ないけど。


鬱は、そういう人が周囲にいない事でかかり、
そういう人が周囲にいる事で治るのかもしれない。