鬱(うつ)を治療する為にどうすればいいのか?

薬を飲んで、休めばいいのか。

それももちろん大事だと思います。

でも薬は、麻酔薬のようなもので
本質的に治す為のものではない。

辛さを感じないようにして、休んで自己回復させるようにする。
そうしているだけだ。


鬱(うつ)を治そうと思うと、周囲の協力が必要だ。
家族や会社の制度や上司や同僚。

しかし、鬱(うつ)が治りにくいのは、
鬱(うつ)への不理解が原因だと思う。


現在の40代以上の人は、バブル経験者だ。
そういう人が、家庭では父親母親、会社では管理職になっている。


申し訳ないけど、
イケイケドンドンでやってきた彼らが、
人の痛みに肝要になれる程、
精神的にも経済的にも余裕のある時代ではない。


僕は、
鬱(うつ)は、不寛容や非情によって生み出されると思っている。


朝から夜中まで働くような激務の環境だけでは鬱(うつ)にはならない。
鬱(うつ)になった後、こういう環境は悪化させるとは思うけど、
人から理解されて、生きがいをもっていれば
希望を持っていられるから。

激務が鬱(うつ)を生み出すのではなく、
協力体制がなかったり、失敗をその人の所為にしたり、
その人をスケープゴートにしている
体面を整えている人がいる。



鬱(うつ)を治すにために必要なのは
自尊心の回復。

人から必要とされる事。
愛される事。

簡単にいうとリスペクトされる事。

人からリスペクトされる、つまり敬意を受ける事。
そうする事で、自分で自分を認める事が出来るようになる。



リスペクトしあう環境。
人間が人間というだけで、敬意を払えるような環境。

仕事ができるとか
容姿がいいとか、そういう環境で好き嫌いをだすような
幼稚な環境ではなく、人であるという事で敬意を受ける。
そういう環境にいれば、回復すると思う。


仕事ができなくていいんだ。
容姿も美しくなくてもいい。
君は君ですでに頑張っているし、頑張ってきた。
君は野良猫に餌を与える優しい心をもっているかもしれないし、
道にあるお地蔵さんや祠に手を合わせる信仰心もあるかもしれない。
そういう君に敬意を払う。
今は、たまたま苦しい時で、本来の君はいまの君ではない。

しかし、そういう空気を受ける事が出来れば
鬱(うつ)は治療されていくはずだ。


しかし、鬱(うつ)になる人は、
家庭や職場で、徹底的に自尊心を壊されており、
自分自身でも必要以上に自己否定をしている。


周囲の人はその事を忘れてはいけないと思う。












僕は、何回か死にたくなった。

死ぬ為の行動をとる事はなかった。


仏教とか天の神様の存在を信じているからか、
自殺をしてはいけない事は、百も承知だ。
理屈でも、道徳的にも、そういう理解はしていた。


しかし、死にたいという気持ちは生まれた。

何もしていなくても、辛いから。
自分の存在を否定する。

親への感謝などもあるけど、
そんな余裕はなくなる。

自分に価値を見いだせなくなった。


すべての人に自分のピンチを隠していた。
このまま死んでも良いように思った。


どうして鬱になると死にたくなるのか。

それは、他者からの人格否定を受けるようなストレスもあるけれど、
自分で自分を否定するようになることで起きる。


鬱になるような人は、真面目で我慢強い。


まず他人から、洗脳されるほど、人格否定をさせる。

というのは、自責の念を強く持たされる。

なぜ、お前は反省しないんだ。
自分で努力しようという意志がないんだ。
お前が頑張らないから、俺らが辛い。
お前は自分のどうしようもなさを理解しているのか。
お前のせいでみんな迷惑している。


こういう発言に対して、
鬱になるような人は、まず自分が頑張ろうとする。
意識を高く持つし、文句と否定を言う人の注文をクリアしようとする。

しかし、文句と否定をいう人の言葉を聞いて頑張っても無駄だ。
そういう人は、他人の心を壊す事と
その人をスケープゴートにし続けて、他人の所為にし続ける事で
自分を守っているから。


他人に自責を強要する行為は、他責そのものだよね。

いつも身勝手な人の他責の文句と否定によって
自責を植え付けられてしまう。

すべての責任を自分の所為にされて、
それでもなお、もがくように頑張る。
しかし、求められる注文は果てしなく難しい。

頑張っていても、頑張っている事は評価されず、
出来ない事を否定される。
鬱になって、パフォーマンスが落ちると抜け出せなくなる。

出来ない事を否定され続けるようになるから。


そうすると
自分で自分が出来ない事に嫌気がするし、
周囲は自分の存在を疎ましく思っている。

そういう事を繰り返していると、
どんなに頑張っても報われない、意味がない、
苦しさから抜け出せないという事で
脳が機能麻痺を起こし、人格が壊れてくる。


そして倒れるまで耐え続ける事になる。


こういう時はボロボロだ。


こういう時に、人から裏切られるような経験をすると
本当に自暴自棄に陥る。


発作的に、手を切ったり
電車に飛び込むような事もあるかもしれない。
お風呂で湯船に顔を付けるかもしれないし、
お酒と一緒に薬を大量服薬するかもしれない。

そういう事をするかしないかの差は
ないと思う。


死にたい気持ちになっていても、
理性や恐怖心があって抑えている人は多くいる。

でも、苦しい時の人の裏切りなどの経験があって
発作的に自殺未遂をするは皆そうする。


本当に行動に起こす人は、たまたまであって
自殺をして死んでしまうのも
生きながらえてしまうのも差はない。


ただ、自殺を起こすような突発的なストレスは
愛する人の優しくない一言だったりする。


鬱の人に、あなたは甘えている、勝手にしない。
自暴自棄になっている時に、こういう一言を受ければ
目の前に道路があれば飛び込んでしまうし、
マンションの高層階なら飛び降りるかもしれない。


こういう事を書くと、
鬱病などの精神病で自殺した家族を持つ人には
酷い事かもしれないけど。


ただ、僕も自殺未遂を経験した事があるけど、
鬱だけでなく、愛する人の非情さが原因になったりする事は多いと思う。
そういうダメージはいう方は気軽だけど、
いわれた鬱の人の方は、一週間、1ヶ月間引き続けるような事である場合もある。


自殺未遂は、
訳もわからずに、突っ走るようにやってしまうから。
脳が壊れていて、思考力がないからね。

今日は、物凄く気分が悪い。



薬が全く効かない。

少しは効いているから、動けてはいるけど、

どうしようもなく、やる気がおきない。



症状を書くと、

薬を飲んで頭は多少動くけど、

やる気が起きない状態だ。



というのは、人間不信で一杯の状態です。





一度目に鬱になった時、人に裏切られたのが原因だった。





今回は職場環境の悪化ですが、

こういう弱った時に近づいてきてくれる人は怪しい人であって、

助け舟を出してくれているようで、

弱みに漬け込んできていることがわかったんです。



人間不振によって気分が悪いのは

鬱だろうが、そうじゃなかろうが

物凄く堪える。

鬱のときには、何も手につかないし

薬も効かないと思う。



信用している人、

もしくは自分にとって大事な人、

の不審な行動や考えによって

自分の中に疑念が湧くと

鬱屈とした気分が酷くなる。





治らない鬱というのは、

根本的な問題が、人間不信を生んでいるケースであると言える。



本当に助けてくれる人と

助けてくれてそうだけど、助けてくれないで

恩を売ってきて利用してくる。

本当に苦しいことを理解してくれていたら、

絶対にしないことをいてくる。



こういう表面的に優しくて助けてくれるような人なんだけど

裏で利用したり、意地悪する人が原因ならば

なかなかやる気が全くおきないと思う。



本当に無気力になる。

そして変だけど、そういう人との人間関係は切りたくなる。

そして切るのが正解だけど、切るにきれないから悩むわけだ。





本当に優しい人なんて少ないから、

優しくない人に目くじらを立てていればキリがないけれど

鬱の時のダメージは、いつもの数百倍に苦しいので

恨みにつながるというのもある。

恨んではいけない、それは跳ね返ってくるから。

ただ距離を置く。悪意の対象から身を守らないといけない。
僕は、パキシルを飲むと気分が良くなって
かなり活動ができるようになった。

パキシルをネットで調べると
結構ネガティブなことが書いてある。

副作用として離脱症状がある事。
薬がきれたら、症状が悪くなってまた薬を欲してしまう。
一種のアルコール中毒。

やったことがないけど麻薬中毒に近いのかもしれない。
そういう風に説明しているサイトもあるし、
実は自分もそう思う。
薬を絶つのが怖い。

自分が前向きな思考ができると思っていたけど
鬱になってかなり後ろめたくなった。
しれはイコール、脳の機能障害が原因だったと思う。
考えられない、考えるのが苦痛、
何もしなくても五感で感じる情報がウザくてたまらない。

パキシルをネットで調べると
セロトニン再取得阻害薬と書いてある。

素人の自分では実際のところよくわからないが、
セロトニンは、循環していてるけど、
パキシルなどの再取り込みを阻害する薬を飲めば、
再取り込みをせず、セロトニンの密度が濃くなる。
セロトニンがエンジンオイルのような働きをして
神経が機能するから頭が動くようになる。
というように感じました。

パキシルが効くのは、
ある程度鬱がひどい人と書いてあったことを考えると
脳が機能障害を起こしているような中度以上の鬱
だと効果があるのではないだろうか?

僕の場合、鬱になっても、
コミュニケーションや契約書を作る等の難しい仕事をしていて
気分が悪いももちろんあったけど、能力が追いつかなくなったのが
リアルに実感があったんです。

パキシルを飲むと、飲んでいる間はエンジンオイルが入って
エンジンが動くようになる。

鬱を根本から根治させるには、
パキシル等のセロトニン再取り込みを阻害薬でいいのかは疑問だ。
麻酔というか、麻薬でごまかしているような状況かもしれない。

セロトニンを、健康状態で出すにはどうしたらいいのだろうか?

休養でいいのか、栄養療法がいいのか、時間が解決するのか、
それとも愛や信仰心なのか。


僕が1度目の鬱が治ったのは、
人生の問題を時間が解決してくれたことが理由だと思ってます。
2度目は、今いる環境が超ストレスフルで、
何度も何度も自尊心を壊される環境にいます。

薬を飲んでいる僕は、一見元気だけど、
この環境を離れないと根治はしないかもしれない。

環境を離れるのは、人生の問題が大きく絡んでくるので
そう簡単ではない。

自分のパワーを解決させてと思うけど、
それが無理で
自分を消耗させる人生の難題に負けて戦う勇気を失っている。

鬱になる原因を乗り覗いて元気になるのか
薬で難題と戦う打つ勝って、心の健康を取り戻すのかはわからない。
卵が先か、鶏が先か。

どっちも無理だから、鬱は長引くし治らないのだと思う。

パキシルは効く。
けど時間稼ぎかもしれない。

その人の人生の問題が解決しない限り、鬱は治らないから。
鬱と診断されるという事は
ある意味、今まで耐えてきたものが
限界を超えて崩れ落ちた状態に似ている。


もう自分はダメなんだ。


そうやって認めてしまって、
すべてがどうでも良くなった状態になります。


もう、どうでもいい。


すべてを放棄して、それによって何かがダメになったとして
もちろんダメになることは分かっているんだけど
ドン底まできた。
これ以上、悪くなっても、もうどうでもいい。


故に、あらゆるものを
こぼし続けるようになったしまう。
わざとではなく。

歯医者で麻酔をして、口が麻痺すると
無意識でよだれが垂れてしまう。
そんな感じだ。


多くの鬱の人は、この状態になると、
人から責められる。

無能扱いされ、逃げだとか、甘いとか
自尊心を傷つけられる毎日を過し続けます。



鬱の人に言ってあげたい言葉。



本当にご苦労様。
本当に苦しくて、誰にも理解されない毎日だったでしょう。

あなたができないのは、病気のせいだから、
決してあなたがダメなわけではないんだよ。

だから今は自分を失っているかもしれないけど、
自信を取り戻すために、少しずつ出来ることからやっていこう。
でも休むことが大事だよ。焦らないで。

あなたを否定することで、自分を保つような人がいる。
思いやりもなく、非情な人が残念なことに近くにいた。
そういう人に痛めつけられて
立ち上がれなくなるほどダメージがある。
今は人生で休みなさいというメッセージ。

そして、人生や人の苦しさを知って、
あなたが誰かの力になれる日は必ず来るからね。