連続開催している
各地勉強会ですが、
【大阪】と【名古屋】に関しては、
現在募集中の11月の会で
今年は最終とさせて頂きます。
来年はまた、
開催するかもしれません。
今年ご参加いただいた皆さん。
ありがとうございました。
さて
こんにちわ。
『離婚しないモラハラ対策カウンセラー』
のJoe（ジョー）です。
今日は、
コメントに頂いた
質問にお答えします。
頂いたコメントは、
下記の通り。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ジョーさんに質問です。
モラ夫の自己紹介って…
モラ夫が他者の事を
「こういう奴だ」
と決めつける発見って…
どこまでが自己紹介で
どこからが
自己紹介じゃないのかが
分かりません。
モラ夫から見た
他人の人を揶揄する言葉が
全部 自己紹介なのか？
それとも
分け方があるのか？
ウチのモラ夫ですが…
明らかに
私の短所を言い当てて
攻撃してくることが
沢山あります。
（彼の短所ではないと思うことです。）
彼は
洞察力に優れていると思います。
お時間があれば ご享受ください。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
この混同は、
ほとんどの被害者が持つものだと
思いますが、
確かに、
ちょっとややこしいですよね。
できるだけ
分かり易く解説します。
要するに、
この質問者の方は、
モラハラ夫が持つ
2つの行為について、
違いがどこにあるのか？
という疑問を
持っているわけです。
その2つというのは、
モラハラ夫が相手が持つ実際の欠点を
責めてくる
モラハラ夫が実際にはモラハラ夫自身の欠点なのに、
それを相手の欠点かの様に
移し替えて責めてくる（投影）
この違いについて解説します。
分かり易く、
考える為に、
次のように考えてください。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
・モラハラ夫の【長所、短所】
・被害者の【長所、短所】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
人は誰しも
短所はあります。
だから、
モラハラ夫にも
被害者にも
当然に短所はあるわけですね。
だから、
普通の人なら、
よほどそれが
迷惑になったり
目に余るものでなければ、
「お互いさま」
という感じで、
目をつむり合って
社会で共存しているわけです。
ところが、
モラハラ夫は、
そんな呑気なことを
している場合では無いのです。
モラハラ夫は、
心の底から自分を恥じており、
その恥な自分を隠すために、
自分は素晴らしい人間だと
思い込む必要があります。
そうしないと、
生きていけません。
そのために
相手を下げる必要があります。
そうすると、
相対的に、
自分が上がったように
感じられるからです。
モラハラ夫は、
自分単体としての
絶対的評価ができません。
自己評価は
常に他人との比較
（相対的）なわけです。
モラハラ夫には
自分の実体が無いからです。
つまり、
モラハラ夫は、
相手が自分より上であれば、
その相手との差を縮め、
また、
相手が自分より下なら、
その相手との差を広げることで、
自分がどのくらい凄い人間かを
実感しようとするわけです。
そのために、
モラハラ夫は、
自分が上がるのではなく、
相手を下げる方を
好んで使います。
なぜなら、
そっちの方が、
遥かに楽だからです。
自己評価が
他人との比較である以上、
必ずしも自分が努力して
上に上がる必要は無いのです。
ここで、
上で指摘した点を
思い出してください。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
・モラハラ夫の【長所、短所】
・被害者の【長所、短所】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
これを見ながら、
モラハラ夫が
どうやったら自分の評価を
上げられるかを
考えてみてください。
そうすると、
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
①被害者の【短所】を強調する
②被害者の【長所】を無くす
③モラ夫自身の【短所】を無くす
④モラ夫自身の【長所】を強調する
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
この４つが
基本になることは
分かってもらえるでしょう。
これらをすれば、
モラハラ夫の印象が
上がるわけですね。
では、
一つずつ見ていきます。
①被害者の【短所】を強調する
というのは、
モラハラ夫がよくやる手法で、
これが、
質問者の方がされている
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
モラハラ夫が相手が持つ実際の欠点を
責めてくる
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
という
モラハラ夫の特徴です。
そして、
②被害者の【長所】を無くす
③モラ夫の【短所】を無くす
についてですが、
モラハラ夫は
被害者の「長所」を
無くす場合と
モラハラ夫自身の
「短所」を無くす場合、
それを、
相手側、
または、
自分側に移し替える
という手法を取ります。
つまり、
「被害者の長所」については
あたかも、
自分の長所であるかのように
振る舞おうとします。
だからモラハラ夫は、
被害者の言った名言などを
後日、
あたかも自分の
オリジナルの意見かの様に
喋ります。
そして、
もし彼が、
その「相手の長所」を
自分のモノにできないと
認識した場合は、
相手のその長所を取り上げたり、
破壊したりします。
そして逆に、
「モラハラ夫の短所」については、
相手に対して移し替えます。
つまり、
自分の欠点を、
相手の方が持っているかのようにして、
自分が
責める側にまわることで、
「相手を責めてる俺。
つまり、
俺がその欠点を持ってるはずが無い」
という理論で、
自分の弱点の印象を消すわけです。
質問者の方の質問は
以下の通りですね。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
モラ夫が他者の事を
「こういう奴だ」
と決めつける発見って…
どこまでが自己紹介で
どこからが
自己紹介じゃないのかが
分かりません。
モラ夫から見た
他人の人を揶揄する言葉が
全部 自己紹介なのか？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
これに対する答えは、
①被害者の【短所】を強調する
これは、
相手の短所を指摘する方法
③モラ夫の【短所】を無くす
これが
自分の短所を
相手に移し替える方法（投影）
いわゆる
「モラ夫の自己紹介」です。
いずれも、
相手との比較で、
モラハラ夫自身の
相対的評価を上げる手段の一つです。
目的は同じですが
プロセスが違うわけです。
複雑ですけど、
分かってもらえましたか？
※注意
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「モラ夫の自己紹介」
というのは、
モラハラ夫が
自己紹介をしている
という意味ではありません。
これは、
モラハラ夫が
自分の欠点を
相手に移し替えて
その相手を罵る行為を
被害者側が
皮肉的に表現したものです。
ややこしい表現なので、
このブログでは
あまり使いません
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