悪阻がとても辛かった。

家事を手抜きすることは許されず、特に食事には厳しくお惣菜を出すのはご法度。

生肉を見るだけでも気持ち悪く、キッチンとトイレの往復を繰り返し食事を作るのに時間がかかっていた。

モラ夫にそんなことを言っても理解してもらえなかった。

家に埃があるのも許されない。
なぜなら、モラ夫は埃アレルギーだからだそうだ。

アイロンもワイシャツにシワ一本あるのも許されない。

洗濯の干し方、畳み方にもモラ夫のこだわりがあり、そのやり方でやるように言われた。

突然、怒りのスイッチが入るのでモラ夫が帰宅するのが苦痛で仕方なかった。

いつからかモラ夫が帰宅する、家に近づいてくる足音がわかるようになり動悸するようにもなった。