実は自分、実家の家族には公務員試験に挑んでいることを話していなかった。
まぁ、合格して転職が決まってからで良いか、と思ってここまでズルズルきてしまったが、4月からの転職を考えるとそろそろ頃合いかな、と思い母親に電話した。
数ヶ月ぶりに聞く母親の声はまた少し年老いた感じだ。
ここ数年でそのことを強く思う。
自分の親が年老いていくのを感じるのはやはりちょっと嫌だな。
同時に、自分自身いい歳になっているわけなので、まぁ、色々感じるものはある。
結局、転職する旨は難なく伝え、好意的に受け入れられたと思う。
心配かけまいと「別に今の仕事で何か問題があって辞めるわけじゃない」と少々誤魔化した点もあるが、やはり「公務員」に転職するということは親的には悪くない選択のようだ。
しかし、母親の何気ない一言で、彼女の「公務員」に抱くイメージを垣間見たような気がする。
「やっぱり、そういうところは定時に上がれるの?」
「・・・部署にもよると思うけど、今はどこもそんな感じじゃないと思うよ( ̄Д ̄;;」とは答えてみたが、改めて「公務員」という職業が持つ良くも悪くもな一般的イメージはそんなもんなんだな、と思った。
あとは、親戚の近況を聞かされたり、少々踏み込んで自分の彼女の話をしてみた。
今後はもうちょっと頻繁に実家とコンタクトをとる機会が増えていくことだろう。
それは実家と疎遠な三十路の男にとっては些か憂鬱なことではあるものの、物事を、人生を前へ前へと進めていく為には仕方のないことだ・・・。