今年に入ってから何の心境の変化なのか、あるいは暇なのか、夕食の後かたずけをするようになった夫。ちなみに夫は、洗いものだけが後かたずけと思っています。洗い物といっても我が家は食洗器があるので、食器の汚れを水で軽く洗い流して食洗器に入れるだけ。

 

夫はこの行動をいたく気に入っており、後かたずけをするイケてる俺様と思っています。

 

で、鍋だけは大きすぎて食洗器に入らないので手で洗うのですが、

 

おい、洗剤がないぞ!

 

自己中自己満足型の後かたずけなので、自分はさっさと食べて、私はまだ食事中なんです。私はいったん食事を中断して台所へ行きます。補充用の洗剤は流しのすぐ下の引き出しにあります。無言で取り出して専用の容器に洗剤を入れて、はい、と渡しました。

 

 

たくっ! 洗剤くらいちゃんと補充してろよ!

 

は? 洗剤くらい? その洗剤は誰が買いに行っていると思っているんですか。洗剤が切れたらいつでも補充できるようにしているのは、誰のおかげだと思っているのですか。悶々としていると、さらに夫が言います。

 

だいたいこのスポンジ、なんだよ! 洗いにくい! 今度、買い替えとけ!

 

前のスポンジが古くなったので、新しく買い替えたのですが、私の手に合わせたものを購入しました。それが夫の手には小さすぎたようです。つーか

 

洗剤の補充やスポンジで、何でここまで偉そうに言われなくちゃならんのよ

 

このジレンマ、分かる人には分かると思うの。食事の後かたずけ、とは、食器を食洗器に入れて回し、鍋を洗って終わりじゃないんです。我が家というか、私の場合、洗った鍋を拭いてから定位置にしまい、生ごみを処理し、レンジをきれいにし、シンクを洗って水をふきとって終わりです。もっと言うと、生ごみネットや補充用の洗剤の買い置きに気を配ったり、古くなったスポンジを取り替えたり、そういう見えない家事も含まれます。

 

なのに夫は何度、注意しても蛇口を全開にし、水を無駄にする上に毎回、床をびしょびしょにするので床の拭き掃除も加わって正直、迷惑。だから洗剤やスポンジへのイチャモンは、ほんとズレているんです。家事のなんたるかを分かっていないのです。

 

もうね、いちいち言うのも面倒なので、好きにさせています。そのうち飽きるのを待っています。

 

こういう迷惑なお手伝いは他にもあります。それがゴミ捨て。

 

ゴミ捨てに行ってくれるのはいいのですが、ゴミがまとまっていないと怒ります。それも、ゴミ出しの前日の夜、ゲリラ的に言ってきます。夜に出すのは禁止されているのに、これも何度、言っても平気でルールを破ります。朝のゴミ出しで近所の人に会うのが嫌なんだと思います。休職しているのがバレると、びくびくしているのです。

 

それ以前に家事分担としてゴミ捨てを選択したのなら

  • 家中のゴミを集める
  • ゴミ袋にまとめる
  • ゴミ箱にゴミ袋をセッティングする
  • ゴミの日にゴミ袋をセッティングできるよう買い置きに気を配る
  • ゴミステーションに捨てにいく
これを全部、引き受けて初めてゴミ捨てを家事として分担している、というのです。最後のゴミステーションにゴミ袋を持っていくだけなら、ちょっとしつけた猿にでもできます。猿並のお手伝い程度で、偉そうにして欲しくないし、ルール違反の夜のゴミ出しは迷惑だからやめて欲しい。
 
これも言うと逆切れして「俺様が捨てに行ってやると言っているのに!」と恩着せがましくグチグチ言うので言いません。そのうち近所の重鎮に注意されて恥をかけばいいと思います。そうなったらそうなったで、「おまえがちゃんと言わないから俺様が怒られたじゃないか!」って私を責めるのでしょうね。
 
もう行動パターンが見えすぎて嫌になります笑
 
ゴミ捨てにまつわることと言えば、こんなことがありました。
 
ずっと昔、息子が小さくて目が離せない朝、出勤する夫に
 
「ついでにこのゴミを出しておいてくれない?」
 
当時はマンションに住んでいて、ゴミステーションはマンションのエントランスを出たすぐのところにあったのです。夫はあからさまに嫌な顔をし、
 
「そんなかっこ悪いこと、できるかっ。おまえが捨てろ」
 
そう言ったのです。ぽかーんとしましたよ。え? かっこ悪い? なぜ、私が頼んだのか分かっているの? 息子が小さくて、ゴミを出す一瞬ですら一人にできないから頼んでいるのです。それを息子の安全よりも、かっこ悪いを優先したのです。それこそ、かっこ悪い!
 
結局、息子を抱きかかえて、重たいゴミ袋を片手に持ち、不安定な態勢で毎回ゴミ捨てに行っていました。ゴミステーションに行けば、夫と同じようにスーツを着たよそのご主人が、出勤前にゴミを捨てていました。そのよそのご主人が、息子を抱きかかえてゴミ捨てにきている私を見て、
 
「大丈夫ですか? ゴミ、捨てますよ」
 
私の手からすっとゴミ袋を取って、捨ててくださったのです。
 
かっこいい!
もう、惚れてしまうだろーっ。
 
その当時のことを思えば、進歩と言えば進歩かもしれません。でも性根は腐ったままなので、
 
夫のお手伝いは、今も変わらずかっこ悪い