別れた夫はモラ夫君 -6ページ目

別れた夫はモラ夫君

子連れで再婚した相手はモラ夫(モラハラ夫)だった。

モラ夫が単身、愛知に出向で行っていた頃、月2回私が愛知まで
通っていた。
週末を挟んで3~4日しか居られないのにモラハラが始まる。
毎日居れるわけじゃないのに・・・
 

理由はほぼ分からない。
ほんの些細なことで怒り出す。
テレビを観ていてモラ夫に同意しなかったとか、
実家の話をしたとか・・・
覚えていないくらい他愛もないこと。
 

ただ、私が帰る前の晩は必ず怒る。
怒る理由はなんでも良かったのかも。
私が帰るというのが気に入らない、ただそれだけ。

 

 

モラ夫の様子がさっきまでとは違う。
目つきが変わり、軽蔑するように見下す。
口から先に産まれたような男が口数も少なくなり、
作った夕食もあまり食べずにお酒ばかり飲み、
私が話し掛けても
 

「あ?」
 

と、片方の口角をあげ鋭い目つきで横目でジロリと見る。
 

「あ、いえ・・・別に・・・」
 

まだ、あまりモラハラに慣れていない私は、なぜ急に不機嫌になって
怒り出したのか分からずに、身動きすることも出来なくなり身体はギュッと固まる。

 

仕事でなんかあったのか?
私が怒らせるようなことを言ったのか?
と頭の中で怒っている理由を探し、グルグルと回っている。

 

黙ってお酒を飲むモラ夫。
居たたまれなくなって

 

「ビール足りなくなりそうだから、買ってくるね。」

 

と言ってマンションを出た。
ハア~~っと思わずため息が出ると同時に、あの空間から逃れた

安堵感が・・・
駐車場から車を出してコンビニでビールを買うが、戻りたくない。

 

でも、

 

早く戻らなければもっと怒るモラ夫。
モラ夫の好きなチキンを買いマンションへ戻ると、
最後のビールをグラスに注いだところだった。

 

「これも買って来たよ。」

 

とチキンを出すと、私の作った夕飯には手を付けずチキンを頬張る。

それ、嫌味ですか?
私の作った食事は食べたくないんだ。


結局、チキンだけを食べて寝たモラ夫。

怒っている理由がわからず、なんともいえない虚しさに

ベランダに出て街の喧騒を聞きながら夜風に当たる。

 

「何回目かな、夜のベランダ。結構好きかも夜のベランダも。
あーこんなモヤモヤのまま明日帰るのか・・・1日延ばそうかな。」

 

モラ夫はそれが狙いだったのかもしれない。

 

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