令和元年5月1日。
元号が平成から令和に変わって6時間半後。
朝食を取り始めた時、伯母さんが亡くなったと電話がきた。
伯母さんはうちから歩いて3分ほどの所へお嫁に行ったので
我が家は実家になる。
田舎なので、お葬式など実家の役割は大きい。
その日から3日間は、伯母さんの家で準備から葬儀までを仕事を
休んで手伝った。
もし、モラ夫が亡くなったら・・・
モラ夫は私と子供たちと話していると不機嫌になる。
自分中心じゃないのが気に入らないから。
まして、実家の話や親戚に話などをすると不機嫌MAXになり
怒り出す。
それは仕方のない事なんだけど、モラ夫には理解が出来ないらしい。
というか、理解するつもりがないようだ。
横浜の叔母さんが実家に来たという話をしていると、
モラ夫の口数が減り見た目にも明らかに不機嫌になっている。
ヤバイ。
トーンを落として、子供たちの話には頷く程度にしていたが、
モラ夫と二人になると予想していた通りモラ夫がキレ始めた。
「あーあ、つまらん。家で飲んでてもクソ面白くない。」
「・・・」
「俺はどーせ1人だし、家族なんて居ないし。」
「・・・」
(あー、でた。どーせ1人だし)
「俺なんて誰も看取ってくれないから野垂れ死にだ。」
「何言ってんの?」
「あんたはいいよ、長男とかいるから。俺は誰もいないし。」
(あーはいはい。またですか。)
「私は家族じゃないってこと?」
「俺の家族は愛犬1号だけだ。」
「・・・」