ある夕方。
珍しく帰りが少し遅いモラ夫。
車を駐車スペースに止め玄関ドアを勢いよく閉め、車のキーを下駄箱の上に放り投げる。
あー、機嫌悪い・・・
モラ夫とは「ただいま~、おかえり~。」というやり取りが無い。
「ハアー」とため息を付いて着替えるために寝室へと階段を上がって行くモラ夫。
足取りが重い。
一気にいや~~な空気が流れた。
着替え終わって夕飯が始まる。
さっきと違って、朗らかにお酒を飲み、夕飯がすすむモラ夫。
さっきの不機嫌さはどこへ?
このまま上機嫌のうちに終わってくれ!
願いも空しく、
長男が夕飯を食べ終わって自分の部屋へと消えて行くと、モラ夫の【二人きりの独演会】が始まる。
本日のテーマは「会社同僚への不満」
「俺がさ、折角仕事取って来てやってるのに、こんな小せさいのはヤダとは細々して面倒だのってさー、文句ばっか言って。誰のお蔭て仕事できると思ってんだ。この仕事なきゃ他にやることねーんだぞ。」
「う、う~ん。」
「仕事やらせてもらってるっていうより、やってやるって態度だもんなー。」
「はあ・・・」
と、延々と文句を言うモラ夫。
お酒も入り、どんどんヒートアップ。
テーブルにドンっと拳を振り下ろし、
「あんたもそう思うでしょ」
そう言われても・・・状況が今一つ飲み込めないので
「え?うん・・・」と返す。
その後も、あれはダメだ、これはダメだとわがままだ、とか文句を言い、
その矛先が私に!
私に向かって怒り出した。
「あんた聞いてんの?俺がこんなに苦労してるのになんとも思わないの?」とか
「冷たい女だな。」とか・・・
おいおいおい、あんたの会社のことでなんで私が怒られなきゃいけないわけ?
そして、とうとう
「もう寝るっ!!メシいらん!」
と怒って寝た。
あ~、んもう、会社のことを家で怒っても・・・でも、今日はリモコンとか物を投げないだけ良いかな。
と、
テーブルの上を見るとおかずの肉豆腐にタバコの吸い殻が刺さってる!
あ”?
折角作ったのに、もう食べられないじゃん。
食べ物を粗末にすると罰が当たるよ!!
