特殊合計出生率が1.20で最低更新。

東京都に限っては1.0を割り込んで0.99。

 

我が母校であり、我が子が通っている区立小学校は

私が通っていた頃よりも生徒数が増えて

元図書室を教室として使ってるというのは

どこか遠い国のおとぎ話なのかと思ってしまう。

 

 

「異次元の少子化対策」

異次元って、どの次元なんだろう?

漫画は平面で2次元。

アニメは平面2次元+時間軸1次元で3次元。

現実世界は平面に高さが加わって3次元。

もしくはそれに時間軸を足して4次元と言われる。

異次元ってのは、きっと現実世界の次元に比べての異次元。

異次元でやったってどうにもならんのですよ。

 

言ってる事はまともでも、やってる事がどこかおかしいのは

政治家の常だとは思っていたが

こいつは言ってる事もてんでおかしいって事に、ようやく気が付いた。

 

社会に出てからずっと不景気な中で過ごした我ら氷河期世代。

未来を夢見て社会に出たが、現実が厳しすぎた世代。

生涯救われることのなかったロストジェネレーションとして

語り継がれるであろう不遇の世代。

 

今結婚適齢期を迎えている世代は、生まれてからずっと不景気。

こちらはこちらで、未来を夢見る事すらできず

失うことを極端に恐れている世代だと感じる。

結婚や出産は人生のリスクではあるけれども

かけがえのないものを手に入れる事でもある。

リスクを冒してかけがえのないものを手に入れるより

今あるものを守ることに必死にならざるをえないのか。

 

人は誰もが平等に、最も価値のあるものとして

自分の命を持って生まれてくる。

その次くらいに大事なものは、きっと家族(親兄弟)の命。

 

結婚して配偶者を得ることは

親兄弟よりも大切なものができるという事。

 

そして子供を授かるということは

それまで一番大事だった自分の命を上回る

さらに大事な宝物を手に入れるということ。

 

中間層がそれらを手に入れる事をリスクと考えずにすむ。

そんな世の中を本気で作ろうとしてくれる。

そんな政治家が、我が子が大人になる前には

出てきてくれることを、願ってやまない。

 

とりあえず異次元で少子化対策しようとする岸田はさっさと退陣して

一刻も早く、当次元での少子化対策を始めてほしい。