テレビつけっぱで仕事していたら

「dele(ディーリー)」の再放送が始まっていた。

 

 

自分が死んだ時に抹消して欲しいデジタルデータ。

第一話で祐太郎が言っていたようなアダルト情報の検索履歴ぐらいしか思いつかん。

てか、たとえあっても絶対ここには書かないわなw

 

昨夜はその第二話。

注:この先ネタバレあり。

 

dele.LIFEにデータの削除依頼を出しておきながら

「やっぱりデータを消さないで」とのダイイングメッセージを残して

急性心不全で亡くなった依頼者のデータ。

 

「消さないで」という事はそれを利用する意図があり

その意図を探る祐太郎と圭司。

 

教育虐待を受けて親子の縁を切っていた詩織(依頼者)。

残されたデータは、友人たちの前で「家族」への想いを語る詩織の姿。

 

物語のラストで、祐太郎と圭司の解釈は交錯する。

「最期にこれを親に見て欲しいと思ったんだね」と語る祐太郎に対して

「復讐だったんだ」と返す圭司。

 

これ、個人的には祐太郎の解釈が正解かなと思ったな。

「見せつけたかった」よりも「見て欲しくなった」じゃないかな。

 

過去に不遇な事があったとして

その時その相手を恨んでしまうのは当然の事。それは

あんな事がなければ、あいつさえいなければ

自分はもっと幸せになれたはずなのに。

そんな思いが根底にあるからだろう。

 

でももしその後幸せを感じる状態になれば

もしあの不遇な過去がなかったとしたら

今とは違う現在になっていた。

過去が変わるという事は、現在が変わるという事。

今まわりにいる仲間とも、出会っていない現在になる。

仮にその不遇な過去がなかったとした架空の現在地は

今の幸せな自分よりも幸せとは限らない。

 

そんな風に感じられれば

ま、あれはあれで良かったにしてやるか

って、そんな風に考えるんじゃないかと思う。

 

実際に親は、詩織の仲間の存在を知る事で

自らの過ちを突き付けられて苦しみを増したのか

娘が幸せになったと知ってどこか救われたのか。

エンディングで詩織の店で泣いた両親の描写は

後者であったことを示唆していると感じた。

 

その結果が詩織の意図するものであったか否か。

それが、祐太郎と圭司の解釈の差であると言える。

あとはもう、物語としてdeleの二人の行動の結果で

詩織の最期の想いが遂げられた方だと思いたいだけだな。

 

 

今夜の第三話はどんなdeleが来るのか。

明日は出勤だから、夜更かししちゃいかんのだが滝汗